夏の終わり

(なつのおわりをしらせるはなびがてらしたきみのかおを)

夏の終わりを知らせる花火が　照らしたきみの顔を

(きえたなんぜんぱつめのはなびはぼくにはまぶしくてきりだせず)

消えた何千発目の花火は　僕には眩しくて切り出せず

(ゆれるふうりんちかいそらてがとどきそうでとどかないきっときみもおなじさとどかない)

揺れる風鈴近い空　手が届きそうで届かないきっと君も同じさ届かない

(たいようひまわりむかいたつあなたあたまからはなれないだってあなたあたまからはなさない)

太陽向日葵向かい立つ　あなた頭から離れないだってあなた頭から離さない

(えきまえすくらんぶるにさくいろとりどりあさがおきみをまつ)

駅前スクランブルに咲く　色とりどり朝顔　君を待つ

(だしかけたこたえかくしてきのうのぼくのまま)

出しかけた答え隠して　昨日の僕のまま

(なつのおわりをしらせるはなびがてらしたきみのかおを)

夏の終わりを知らせる花火が　照らした君の顔を

(きえたなんぜんぱつめのはなびはぼくにはまぶしすぎてきりだせぬまま)

消えた何千発目の花火は　僕には眩しすぎて切り出せぬまま

(じかんだけとおりすぎててとてをかさねたらすこしきみはきづくかな)

時間だけ通り過ぎて　手と手を重ねたら少し君は気づくかな

(まってるだけじゃなにもかわらないだけどふみこんでこわしたくない)

待ってるだけじゃ何も変わらない　だけど踏み込んで壊したくない

(じゃあこのままでいいんですか？だれもそんなこといってない)

じゃあこのままでいいんですか？　誰もそんなこと言ってない

(ぼーっとしてたらおわっちまうぞこうかいだけはぜったいしたくない)

ボーっとしてたら終わっちまうぞ　後悔だけは絶対したくない

(だったらすぐつたえにいかないとさいごのなつがおわるまえに)

だったらすぐ伝えに行かないと　最後の夏が終わる前に

(なつのはじまりをつげるちゃいむととどかずうすれるこえ)

夏の始まりを告げるチャイムと　届かず薄れる声

(なんどかきけされてもつたえたいなつのおわりはきみとみたいから)

何度掻き消されても伝えたい　夏の終わりは君と見たいから

(なつのおわりをしらせるはなびがてらしたきみのかおを)

夏の終わりを知らせる花火が　照らした君の顔を

(きえたなんぜんぱつめのはなびはぼくにはまぶしくてきりだせぬまま)

消えた何千発目の花火は　　僕には眩しくて切り出せぬまま

(じかんだけとおりすぎててとてをかさねたらすこしきみはきづくかな)

時間だけ通り過ぎて　手と手を重ねたら少し君は気づくかな

(ああ、なぐさめあってわらいあってそんなんじゃなくてはなしがしたくて)

ああ、慰め合って笑いあって　そんなんじゃなくて話がしたくて

(はなびがみたくてとなりにいたくてみつめていたい)

花火が見たくて隣にいたくて　見つめていたい

(ただそれだけでいいのにそれだけのはずなのに)

ただそれだけでいいのに　それだけのはずなのに