SLEEPWALK

(にがしてくれってこえをからした)

逃がしてくれって声を枯らした

(あたしのねがいなどかなうでしょうか)

あたしの願いなど叶うでしょうか

(めをあわせてしゃべれないんだ)

目を合わせて喋れないんだ

(きどあいらくのどれでさえ)

喜怒哀楽のどれでさえ

(あいしてくれってなんどさけんだって)

愛してくれって何度叫んだって

(きみがみてんのはあたしじゃないな)

君が見てんのはあたしじゃないな？

(ふにおちないことばかりだなぁ)

腑に落ちないことばかりだなぁ

(このせかいせかいはさ)

この世界、世界はさ

(あいしかたなんてわからないんだって)

「愛し方なんてわからないんだ」って

(あたしのことばはつたうでしょうか)

あたしの言葉は伝うでしょうか

(ふりかえることはできないな)

振り返ることは出来ないな

(ただうたいつづけるだけ)

ただ唄い続けるだけ

(ねぇかみさましかいはどうだい)

「ねぇ神様、視界はどうだい」

(よるをうろつくかのじょはいうよ)

夜を虚附く彼女は言うよ

(なぜあなたのめにうつるあたしのよこにだれもいないいない)

「なぜあなたの目に映るあたしの横に誰もいない？いない？」

(ｓｏｓならしているんだ)

SOS鳴らしているんだ

(もうそろそろきづいてくれよ)

もうそろそろ気付いてくれよ

(きょうもまたあすふぁるとのぐれーてらすだけだね)

今日もまたアスファルトのグレー照らすだけだね

(ほうとうしようぜ)

放蕩しようぜ

(はいかいしようぜ)

徘徊しようぜ

(せいかいなんてだれひとりしらない)

正解なんて誰一人知らない

(あいしてみようぜ)

「愛してみようぜ」

(うしなってみようぜ)

「失ってみようぜ」

(あたしのおもうままにげだしてみようぜ)

あたしの思うまま、逃げ出してみようぜ

(さがしてくれってなんどさけんだって)

探してくれって何度叫んだって

(あたしのことばはとどかないや)

あたしの言葉は届かないや

(ふりまわされてばかりだなぁ)

振り回されてばかりだなぁ

(このせかいせかいにさ)

この世界、世界にさ

(あいしかたなんてわすれたんだって)

愛し方なんて忘れたんだって

(きみのひとみがささやいたんだ)

君の瞳がささやいたんだ

(すがりつくことはできないな)

縋り附くことは出来ないな

(またひとりこえをからすだけ)

また独り声を枯らすだけ

(ゆめのなかをあるいているようなよるにあたしはおぼれてました)

夢の中を歩いているような夜にあたしは溺れてました

(むいしきのかたすみにねむるあなたのすがたがいたいいたい)

無意識の片隅に眠るあなたの姿が痛い、痛い

(そのいんりょくにさからうなんて)

その引力に逆らうなんて

(どうしてもやりきれないんだ)

どうしてもやり切れないんだ

(まよなかにまじわるそのおもいどらまみたいだね)

真夜中に交わるその思いドラマみたいだね

(ふじちゃくしたよるのうみで)

不時着した夜の海で

(なにをいのる)

何を祈る

(だれをいろどる)

誰を彩る

(ああ)

ああ

(あたしはまだなにもしらない)

あたしはまだ何も知らない

(こがしつづけるだけ)

焦がし続けるだけ

(ゆめのなかであそんでるようなよるにあたしはあなたをまった)

夢の中で遊んでるような夜にあたしはあなたを待った

(じいしきのうらがわにしずむあたしのほんねがいたいいたい)

自意識の裏側に沈むあたしの本音が痛い、痛い

(ほんとうの)

本当の

(せいかいなんて)

正解なんて

(だれも)

誰も

(なにも)

何も

(しらない)

知らない

(かみさまきょうのあたしはどうだい)

「神様、今日のあたしはどうだい」

(よるをみだしてかのじょはいうよ)

夜を乱して彼女は言うよ

(もしあなたのめにうつるあたしのよこにだれもいないなら)

「もしあなたの目に映るあたしの横に誰もいないなら

(ｓｏｓならしているのももうそろそろおわりにしようか)

SOS鳴らしているのももうそろそろ終わりにしようか」

(きょうもまたあすふぁるとをふみしめるだけだね)

今日もまたアスファルトを踏みしめるだけだね

(はなしをしようぜ)

話をしようぜ

(あたしをやろうぜ)

あたしをやろうぜ

(せかいのるーるをこわしてしまえばいい)

世界のルールを壊してしまえばいい

(あいしかたなんて)

愛し方なんて

(どうしてどうして)

どうして、どうして

(あなたのおもうままにさせはしないよ)

あなたの思うままにさせはしないよ

(ほうとうしようぜ)

放蕩しようぜ

(はいかいしようぜ)

徘徊しようぜ

(せいかいなんてあたしがもうきめる)

正解なんてあたしがもう決める

(あいしてみようぜ)

「愛してみようぜ」

(うしなってみようぜ)

「失ってみようぜ」

(あたしのおもうままにあいしてみようぜ)

あたしの思うままに愛してみようぜ