原色

(なんびゃくなんぜんのおとのかず)

何百何千の音の数

(かさなりゆがみまざりあって)

重なり歪み混ざり合って

(あたまのなかでかんしょうして)

頭の中で干渉して

(えらびぬいたこえだけをきく)

選び抜いた声だけを聞く

(こどくはいつもみかただった)

孤独はいつも味方だった

(きずつけるよりはましだった)

傷つけるよりはマシだった

(しんじあいだましあい)

信じ合い騙し合い

(ほんとうのきみはどこにいるの？)

本当のキミは何処にいるの？

(すべてのいろにひかりがやどりはじめ)

すべての色に　光が宿り始め

(まちはあざやかにかげをとりもどすんだ)

街は鮮やかに　影を取り戻すんだ

(そこにたつぼくはだれのめにうつるでもなく)

そこに立つ僕は　誰の目に映るでもなく

(じぶんのすがたでいたい)

自分の姿でいたい

(なんびょうなんかいのまばたき)

何秒何回の瞬き

(きよいこころきたないかんじょう)

清い心　汚い感情

(あいしあいにくみあい)

愛し合い憎み合い

(ほんとうのこたえはだれもしらない)

本当の答えは誰も知らない

(すべてのまどにひかりがとどきますように)

すべての窓に　光が届きますように

(まちはゆるやかにめざめうごきだすんだ)

街は緩やかに　目覚め動き出すんだ

(そこにたつぼくはだれかのうけうりではなく)

そこに立つ僕は　誰かの受け売りではなく

(じぶんのことばでうたいたい)

自分の言葉で歌いたい

(もうそのなまえでぼくをよぶのはきみだけ)

もうその名前で僕を呼ぶのは君だけ

(うまれかわることなどできないけど)

生まれ変わることなどできないけど

(すべてのいろにひかりがやどりはじめ)

すべての色に　光が宿り始め

(まちはあざやかにかげをとりもどすんだ)

街は鮮やかに　影を取り戻すんだ

(そこにたつぼくはだれのめにうつるでもなく)

そこに立つ僕は　誰の目に映るでもなく

(じぶんのすがたでいたい)

自分の姿でいたい

(げんしょくでいたい)

原色でいたい