意味が分かると怖い話37 概要欄に説明あり
これは、よく読んでいけばわかるお話でしたね。
珍しく自分の知らないお話が出てきたので、作品にしてみました。
解説
小さなアリ、カナブン、とだんだんと対象が大きくなっている。
そして、ついにはサルにまで手をかけてしまったという。
そして、昨年末に結婚した妻がいる。
その妻は無事に年を越すことができるのだろうか…
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問題文
(わたしをたいほしてくれませんか?)
私を逮捕してくれませんか?
(こうばんのなかのじゅんさにむかっておとこはこえをかけた。)
交番の中の巡査に向かって男は声をかけた。
(なんだって、なにかしたのですか?)
なんだって、何かしたのですか?
(とけいかんがとうと、おとこはこたえた。)
と警官が問うと、男は答えた。
(いえ、つみをおかしそうでこわいのです。)
いえ、罪を犯しそうで怖いのです。
(とりあえず、はなしをきいていただけませんか)
とりあえず、話を聞いていただけませんか
(そういうと、けいかんはおとこをこうばんのなかにまねきいれた。)
そう言うと、警官は男を交番の中に招き入れた。
(わたしは、ちいさいころからなつになるといらいらして)
私は、小さい頃から夏になるとイライラして
(どうしようもなくなりました。)
どうしようもなくなりました。
(あるなつきんじょでありをふみつぶしたのです。)
ある夏近所でアリを踏みつぶしたのです。
(そうすると、いらいらがおさまり、)
そうすると、イライラが収まり、
(そのなつはすがすがしいきぶんですごせました)
その夏はすがすがしい気分で過ごせました
(よいしゅみとはいえませんが、)
良い趣味とは言えませんが、
(べつにもんだいがあるわけではないでしょう)
別に問題があるわけではないでしょう
(けいかんは、はなしのとちゅうでもんだいがないだろうとおもい、そうこたえた。)
警官は、話の途中で問題がないだろうと思い、そう答えた。
(つぎのとし、おなじようにいらいらしてありをころしましたが、)
次の年、同じようにイライラしてアリを殺しましたが、
(こんどはいらいらがおさまりませんでした。)
今度はイライラが収まりませんでした。
(つぎに、かなぶんをふみつぶしたところ、)
次に、カナブンを踏みつぶしたところ、
(いらいらがすっとひき、)
イライラがすっと引き、
(そのなつもすがすがしいきぶんですごせました。)
その夏も清々しい気分で過ごせました。
(けいかんはひきつづきはなしをききつづけている。)
警官は引き続き話を聞き続けている。
(おとこは、よくねんはかぶとむし、そのよくねんは・・・というようにはなしをつづけた。)
男は、翌年はカブトムシ、その翌年は・・・というように話を続けた。
(そのころにはどうしたらよいかわかってきたので、)
その頃にはどうしたらよいか分かってきたので、
(いっさくねんのなつはいぬをころし、)
一昨年の夏は犬を殺し、
(そのあきにはさるをかいはじめました。)
その秋には猿を飼い始めました。
(そしてきょねんのなつ、かっていたさるをころしたのです)
そして去年の夏、飼っていた猿を殺したのです
(ほんとうだとしてもつみにとえるわけではないので)
本当だとしても罪に問えるわけではないので
(たいほできるわけがありません。)
逮捕できるわけがありません。
(ばかなことをいってないでうちにかえったらどうですか?)
バカなことを言ってないでうちに帰ったらどうですか?
(ごかぞくもまってるでしょう?)
ご家族も待ってるでしょう?
(はい、きょねんのあきにけっこんしたつまがいまいえにいるんです。)
はい、去年の秋に結婚した妻が今家にいるんです。