意味が分かると怖い話45 概要欄に説明あり
解説
語り手が、両親を殺害した犯人であり、
おそらく髪に返り血などが付いていたのでしょう。
それを見た泥棒が驚いて悲鳴を上げた。
語り手は、普通に家に泥棒がいることに驚き、悲鳴を上げた。
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問題文
(おれは、はなうたまじりにおふろへとむかう。)
俺は、鼻歌交じりにお風呂へと向かう。
(きょうがおわればあしたはやすみ。)
今日が終われば明日は休み。
(すごくごきげんなのである。)
すごくご機嫌なのである。
(それに、きょうはいちだんとはーどないちにちであった。)
それに、今日は一段とハードな一日であった。
(しゃわーをあびて、からだについたよごれをおとしていく。)
シャワーを浴びて、体についた汚れを落としていく。
(しかし、どうやってもおちないよごれがひとつ。)
しかし、どうやっても落ちない汚れが一つ。
(そのままごふんくらいこすりつづけてみたが、それでもとれない。)
そのまま五分くらいこすり続けてみたが、それでも取れない。
(おれはまあいいかとおもっておふろからあがろうとした。)
俺はまあいいかと思ってお風呂からあがろうとした。
(そのしゅんかん、りびんぐのほうからひめいがきこえてきた。)
その瞬間、リビングのほうから悲鳴が聞こえてきた。
(おれは、すぐにばすたおるをまきつけ、)
俺は、すぐにバスタオルを巻き付け、
(かぞくのいるりびんぐのほうへむかう。)
家族のいるリビングのほうへ向かう。
(がちゃっとりびんぐのとびらをあけると、)
がちゃっとリビングの扉を開けると、
(ちのついたはものをもったふくめんのおとこと)
血の付いた刃物を持った覆面の男と
(むざんなしにかたをしてしまっているりょうしんが)
無残な死に方をしてしまっている両親が
(かさなりあっているすがたがめにうつった。)
重なり合っている姿が目に映った。
(おれと、そのふくめんおとこは、)
俺と、その覆面男は、
(どうじにさけんだ。)
同時に叫んだ。
(そして、おれははっときづく。)
そして、俺ははっと気づく。
(あ、そういえばかみながすのわすれてた。)
あ、そういえば髪流すの忘れてた。