彷徨い酔い温度

(ゆめかなよっぱらったやたいに)

夢かな　酔っ払った屋台に

(かなしいまつげとかげふわっとおどってる)

悲しいまつげと影　ふわっと踊ってる

(せわしないかげろうばたけは)

忙しない　かげろう畑は

(だれもおもいだせぬようなといがゆれてるから)

誰も思い出せぬような　問いが揺れてるから

(だれかはたきのようにわらえば)

誰かは滝のように笑えば

(たよりにかたいこころざしはきょりもにつめる)

頼りに堅い志は　距離も煮詰める

(だらしないあせのかいたらむねが)

だらしない　汗のかいた　ラムネが

(たいこのおとにしむけられてぽっかりにばんてさ)

太鼓の音に仕向けられて　ぽっかり二番手さ

(わからないままでいるから)

わからないままでいるから

(たしかめもしないですべてにしないで)

確かめもしないで全てにしないで

(いますぐそらせるもんか)

今すぐ逸らせるもんか

(よそうもとどかないことばにかまわない)

予想も届かない　言葉にかまわない

(うわっつらにゆさぶられたくないからただ)

上っ面に揺さぶられたくないから　ただ

(すごいよこもって)

凄いよ　篭って

(はずかしいいまにとんでったぼくは)

恥ずかしい今に飛んでった僕は

(まだここにはたぶんいるみたい)

まだ此処にはたぶんいるみたい？

(はしらないでおびえないでころげそうな)

走らないで　怯えないで　転げそうな

(やみによいしれてやっとたちあがろ)

病みに酔い痴れて　やっと立ち上がろ

(わにになってときになって)

ワニになって　朱鷺になって

(かにになってはいになってさ)

蟹になって　灰になってさ

(かんぺきがつまらぬようにさ)

完璧がつまらぬようにさ

(くだらないとはなってとばした)

くだらないと放ってとばした

(こころによかったのかなんてぼくもおもわないけど)

心に良かったのか　なんて僕も思わないけど

(かたちにすることでひらいたひばなに)

形にすることで開いた火花に

(こたえあわせをしてゆっくりてをふろう)

答え合わせをして　ゆっくり手を振ろう

(あいさつだけでいいから)

挨拶だけでいいから

(たしかめもしないでながめたりしないで)

確かめもしないで　眺めたりしないで

(つぎにすすみたいのさ)

次に進みたいのさ

(よそうもとどかないことばにかまわない)

予想も届かない　言葉にかまわない

(うわっつらにゆさぶられたくないからただ)

上っ面に揺さぶられたくないから　ただ

(はずかしいいまにとんでったぼくは)

恥ずかしい今に飛んでった僕は

(まだここにはたぶんいるみたい)

まだ此処にはたぶんいるみたい？

(はしらないでおびえないでころげそうな)

走らないで怯えないで転げそうな

(やみによいしれてやっとたちあがろ)

病みに酔い痴れてやっと立ち上がろ

(わにになってときになって)

ワニになって　朱鷺になって

(かにになってはいになってさ)

蟹になって　灰になってさ

(かんぺきがつまらぬようにさ)

完璧がつまらぬようにさ

(うすぐらいなつよどうかこのめによりかかる)

薄暗い夏よどうかこの目に寄りかかる

(よわさうばってよすこしだけあさはかなたいおんには)

弱さ奪ってよ　少しだけ　浅はかな体温には

(きえぬいしがやどってしまうよ)

消えぬ意思が宿ってしまうよ

(はずかしいよるにとんでったぼくは)

恥ずかしい夜に飛んでった僕は

(まだここにはたぶんいるみたい)

まだ此処にはたぶんいるみたい？

(はしらないでおびえないでころげそうな)

走らないで怯えないで転げそうな

(やみによいしれてやっとたちあがろ)

闇に酔い痴れてやっと立ち上がろ

(わにになってときになって)

ワニになって　朱鷺になって

(かにになってこなになってさ)

蟹になって　粉になってさ

(いつのひかわすれてしまうのさ)

いつの日か忘れてしまうのさ　ラララ～