猫の食卓

(いないないないないひとだらけのしょくたくで)

いない　ないない　ない人だらけの食卓で

(ねこははなすよきょうもどこにもいけないこどものゆうれいと)

猫は話すよ今日も　どこにもいけない　子供の幽霊と

(おとなはどうしてしなないのもしかしてかしこくて)

大人はどうして死なないの　もしかしてかしこくて

(がっこうがっこうにいかなくていいから)

学校　学校にいかなくていいから

(ゆがんだえがおがならびますもしやもしかしてかしこくなくなくなくて)

歪んだ笑顔が並びます　もしやもしかして　かしこくなくなく　なくて

(おちてばかりのあたまのわるいこどもたちだから)

落ちてばかりの　頭の悪い子供たち　だから

(なでてなでてなでてなでていっしょにもふもふいつまでも)

撫でて　撫でて　撫でて　撫でて　一緒にモフモフ　いつまでも

(つらくないおとなはいなくてつらいばかりのぼくらあつまって)

つらくない大人はいなくて　つらいばかりのぼくら集まって

(てんごくいきのしゅうだんげこうですわんつー)

天国行きの集団下校です　ワン　ツー

(できそこないのこどもといっしょにできそこないのぼくもなでるよ)

できそこないの子供と一緒に　できそこないのぼくも撫でるよ

(いないないないないひとだらけのしょくたくでねこをもふもふきょうも)

いない　ないない　ない人だらけの食卓で　猫をモフモフ　今日も

(どこにもいないこどもといっしょにどこにもいれないぼくもねむるよ)

どこにもいない子供と一緒に　どこにもいれないぼくも眠るよ

(すやすやねこといっしょにすやすやねことすやすやみんなですやすや)

すやすや　猫と一緒にすやすや　猫とすやすや　みんなですやすや

(つれてつれていっていってうとまれだらけのぼくたちを)

連れて連れて　行って行って　うとまれだらけの　ぼくたちを

(つらくないこどももいなくてつらいばかりのぼくらはなかよく)

つらくない子供もいなくて　つらいばかりのぼくらは仲良く

(なでてなでてなでてなでていっしょにもふもふいつまでも)

撫でて　撫でて　撫でて　撫でて　一緒にモフモフ　いつまでも

(つらくないおとなはいなくてつらいばかりのぼくらはなかよく)

つらくない大人はいなくて　つらいばかりのぼくらは仲良く

(いきさきふめいのしゅうだんげこうです)

行き先不明の集団下校です