とりあえずアナタがいなくなるまえに

(さいあくをみたのならば)

最悪を見たのならば、

(そうふぃくしょんすればいい)

そう、フィクションすればいい

(けいはくすぎるくらいのらぶそんぐが)

軽薄すぎるくらいのラブソングが

(ちょうどいいとぼくはきいたので)

丁度いいと僕は聞いたので

(よくあるかんじのへっどふぉんで)

よくある感じのヘッドフォンで

(すくらんぶるのなかで)

スクランブルの中で

(てみじかなかんじのあいのうたで)

手短な感じの愛の歌で

(あなたのこえとかさねた)

あなたの声と重ねた

(ｉ　ｎｅｅｄ　ｙｏｕ)

I Need You

(そうきこえたきがしたさ)

そう聞こえた気がしたさ

(かっこそうぞうのなかのはなしかっことじ)

（想像の中の話）

(ぜつぼうににあうおとをさがしたら)

絶望に似合う音を捜したら

(ちいさなあいがくっきりみえたこと)

小さな愛がくっきり見えたこと

(ねえ)

ねえ

(さいのうとどりょくのうずを)

才能と努力の渦を

(のんふぃくしょんすればいい)

ノンフィクションすればいい

(けいはくすぎるくらいのらぶそんぐに)

軽薄すぎるくらいのラブソングに

(あこがれたぼくはたちあがって)

憧れた僕は立ち上がって

(じみにたかいちゅうこのぎたーで)

地味に高い中古のギターで

(すくらんぶるをさけて)

スクランブルを避けて

(だれにもとどかぬちいさなこえ)

誰にも届かぬ小さな声

(あなたのこいをねじまげた)

アナタの故意を捻じ曲げた

(あんこーる)

アンコール！

(そうきこえたきがしたさ)

そう聞こえた気がしたさ

(かっこもうそうのなかのはなしかっことじ)

（妄想の中の話）

(さいていににあううたをかいてたら)

最低に似合う歌を書いてたら

(おおきなあいがぼやけてしまったよ)

大きな愛がぼやけてしまったよ

(げんじつとそうぞうのあいだでゆれていた)

現実と創造の間で揺れていた

(だれかぼくをたたきおこして)

誰か僕を叩き起こして

(せんじょうであいをうたうことあらば)

戦場で愛を歌うことあらば

(かっこきょくたんなたとえばなしかっことじ)

（極端な喩え話）

(ぜつぼうににあうおとがあいならば)

絶望に似合う音が愛ならば？

(ちいさなぼくがくっきりみえたこと)

小さな僕がくっきり見えたこと