ボニータ

(よるのみつはかんびうらどおりはさんじ)

夜の蜜は甘美　裏通りは3時

(いまだぬけぬぶらんでーぬけるのをえらんで)

未だ抜けぬブランデー　抜けるのを選んで

(あれもいいなこれもいいなそれもいいな)

あれもいいな　これもいいな　それもいいな

(ちどりあしでよっていこうじゃない)

千鳥足でよって行こうじゃない

(はめとははずしたあとからはめるもの)

ハメとは外した後からハメるもの

(などのたまうやすげっきゅう)

などのたまう安月給

(まよいなくはるをかう)

迷い無く春を買う

(いきりたったぼんふはただわらう)

熱り立った凡夫はただ笑う

(つつみこんでおくれ)

包み込んでおくれ

(ぼにーたあそんでこうぜ)

ボニータ　遊んでこうぜ

(ぼにーただまっていようぜ)

ボニータ　黙っていようぜ

(ぼにーたあなたのぜんぶおきにいり)

ボニータ　アナタの全部お気に入り

(ねぇぼにーたぶすいなきゃくを)

ねぇボニータ　無粋な客を

(ぼにーたわらってこんやも)

ボニータ　笑って今夜も

(うらみあれどもおもてなし)

恨み有れどもおもてなし

(あしもととちがいにきをつけて)

足元とチガイに気をつけて

(ひとなみにくらしていきることがむりだからって)

「人並みに暮らして生きることが無理だからって

(いまのきみをきみのおやがみたらなんていう)

今の君を君の親が見たら何て言う？」

(ってくだらねぇ)

ってくだらねぇ

(それがなんだだからどうした)

それがなんだ　だからどうした

(かねにだってなっちゃくれない)

金にだってなっちゃくれない

(それよかおとこのさがをおとめのはなで)

それよか男の性を乙女の花で

(がっぽりがっぽり)

がっぽりがっぽり

(ぼにーたきょえいのすーつ)

ボニータ　虚栄のスーツ

(ぼにーたぐどんななーど)

ボニータ　愚鈍なナード

(ぼにーたひとかわむけばうりふたつ)

ボニータ　一皮むけば瓜二つ

(ねぇぼにーたげひんなきゃくの)

ねぇボニータ　下品な客の

(ぼにーたもびーでぃっくは)

ボニータ　モビーディックは

(したごころゆえうえをむく)

下心故上を向く

(うわべのしもねたはよしとくれ)

上辺の下ネタはよしとくれ

(かぎりあるはるをうる)

限りある春を売る

(あでやかなちょうちょうがよるをゆく)

艶やかな蝶々が夜を征く

(つつみこんであげる)

包み込んであげる

(ぼにーたくるったきょうと)

ボニータ　狂った教徒

(ぼにーたならしたきんせん)

ボニータ　鳴らした琴線

(ぼにーたふれたらさいごおなじこと)

ボニータ　触れたら最後同じ事

(ねぇぼにーたきょせいとてくび)

ねぇボニータ　虚勢と手首

(ぼにーたはりきってこんやも)

ボニータ　張り切って今夜も

(こどもだましのおとなあそび)

子供騙しの大人遊び

(おんなのみずのえとたばこにひをつけて)

女のみずのえとタバコに火をつけて

(ひとたびふたあけりゃみつのあじ)

一度蓋開けりゃ蜜の味