月が満ちる前に

(つきがみちるまえにこいにかわるまえに)

月が満ちる前に　恋に変わる前に

(めざめてゆくこのおもいを)

目覚めてゆくこの想いを

(はじまりのせかいでうんめいのはざまで)

はじまりの世界で運命の狭間で

(とけないまほうにおちてゆく)

溶けない魔法に落ちてゆく

(はしりだすかんじょうにいつかこうかいしないように)

奔り出す感情にいつか後悔しないように

(とどいてかくせないこどう「あなた」へ)

届いて隠せない鼓動「あなた」へ

(ふかくすいこまれるからだ)

深く吸い込まれる身体

(ゆめのようでなみだはきっとげんじつ)

夢のようで涙はきっと現実

(とおざかるにちじょうのまばゆさにこころみだれされて)

遠ざかる日常の　目映さに心乱されて

(おとぎのくにでせいかいはひとつだけ)

お伽の国で正解は一つだけ

(こがれるめいろからおねがいみちびいて)

焦がれる迷路から　お願い導いて

(はじまりのせかいでうんめいのはざまで)

はじまりの世界で運命の狭間で

(とけないまほうにおちてゆく)

解けない魔法に落ちてゆく

(はしりだすかんじょうにいまはりゆうなんてないの)

奔り出す感情に今は理由なんて無いの

(とどいてかくせないこどうかなたへ)

届いて隠せない鼓動　彼方へ

(たったひとり「だれか」のために)

たった一人「誰か」のために

(かたくとじたあかとくろの)

堅く閉じた赤と黒の

(まざりあわないいたみをなにもしらない)

混ざり合わない痛みを何も知らない

(とまらないかっとうの)

止まらない葛藤の

(ゆくすえはわからないけれど)

行く末はわからないけれど

(まいごのくにでなにもいわなくていい？)

迷子の国で何も言わなくていい？

(ぺーじのうらがわへおねがいつれてって)

ページの裏側へお願い連れてって

(はじまりのせかいでうんめいのはざまで)

はじまりの世界で運命の狭間で

(とけないまほうにおちてゆく)

解けない魔法に落ちてゆく

(はしりだすかんじょうにせつめいなんていらないの)

奔り出す感情に説明なんていらないの

(とどいてかくせないこどうかなたへ)

届いて隠せない鼓動彼方へ

(たったひとり「あなた」のために)

たった一人「あなた」のために

(かぎられたじかんをさいごまで)

限られた時間を最後まで

(あのよるのであいをみちてゆくおもいを)

あの夜の出会いを満ちてゆく想いを

(しんじるもうなにもこわくない)

信じるもう何も恐くない

(つきがみちるままにひびがめぐるままに)

月が満ちるままに日々が巡るままに

(わたしは「あなた」といきていこう)

私は「あなた」と生きていこう

(はしりだすかんじょうはいつかえいえんにかわるから)

奔り出す感情はいつか永遠に変わるから

(つむぐよほんとうのこいを「あなた」と)

紡ぐよ本当の恋を「あなた」と

(わたしたちふたりだけのものがたりよみらいへつづけ)

私達二人だけの　物語よ未来へ続け