X番目のアリス　byうさぎダッシュ

(あいいろのそらはながれてく)

藍色の空は流れてく

(かそくどおもさくうきをきる)

加速度 重さ 空気を切る

(わたしのあいしたおだやかでへいぼんなひび)

私の愛した穏やかで平凡な日々

(そらへおっこちた)

空へ落っこちた

(まあるいちぇすばん)

まあるいチェス盤

(きれいにわかれ)

綺麗に分かれ

(あかとくろでひびわれてた)

赤と黒でひび割れてた

(とまどいながらもゆれうごいて)

戸惑いながらも揺れ動いて

(きんだんのまほうがからみつく)

禁断の魔法が絡みつく

(まもってくれるから)

守ってくれるから

(まもりたいからまえをむく)

守りたいから前を向く

(ひかりへつよくつよくてをのばす)

光へ強く強く手を伸ばす

(たべかけおつきさま)

食べかけお月さま

(かえりみちにはとおいけど)

帰り道には遠いけど

(やくそくをむねにとどめて)

約束を胸に留めて

(あなたのとなりをあるきながら)

あなたの隣を歩きながら

(とけないまほうに)

解けない魔法に

(めをそらす)

目を逸らす

(あなたのことばはすぱいすで)

あなたの言葉はスパイスで

(むねをしめつけこころをとかした)

胸を締め付け 心を溶かした

(わずかにふれあったびねつは)

僅かに触れ合った微熱は

(はだをふるわせこころをならした)

肌を震わせ 心を鳴らした

(ほんのさんじゅうにちのめぐるえがお)

ほんの30日の めぐる笑顔

(みじかいきおくうめつくす)

短い記憶埋め尽くす

(うそついてわらうなみだかくす)

嘘ついて笑う、涙隠す

(あのひもうまほうにおちていた)

あの日もう魔法に落ちていた

(まもってくれるから)

守ってくれるから

(まもりたいからやみをみる)

守りたいから闇を見る

(おもいがつよくつよくはじけとぶ)

想いが強く強く弾け飛ぶ

(はんぶんおつきさま)

半分お月様

(かえりみちはもうすぐだから)

帰り道はもうすぐだから

(やくそくでかぎをしめたら)

約束で鍵を閉めたら

(あなたのとなりをあるきながら)

あなたの隣を歩きながら

(とけないまほうに)

解けない魔法に

(めをつぶる)

目を瞑る

(さよならといいながら)

｢さよなら｣と言いながら

(そばにいたくて)

傍にいたくて

(ごめんねといわないで)

｢ごめんね｣と言わないで

(つよくだきしめて)

強く抱き締めて

(はかないあなたのぜんぶがほしくて)

儚いあなたの全部が欲しくて

(つまさきだちでとどけ)

爪先立ちで届け

(まもってくれるから)

守ってくれるから

(まもりたいからここにいる)

守りたいから ここにいる

(つないだてはもうはなさない)

繋いだ手はもう離さない

(まんまるおつきさま)

まん丸お月様

(とおくすぎてくあいしたひ)

遠くすぎてく愛した日

(もうこうかいなんてないから)

もう後悔なんてないから

(あなたのとなりをあるきながら)

あなたの隣を歩きながら

(いとしいまほうに)

愛しい魔法に

(とらわれた)

囚われた