マインドイブ

(ずっとあいまいにすすんできてわからないな)

ずっと曖昧に進んできて分からないな

(ぼくのこころはいつだっておもいこんでいく)

僕の心はいつだって思い込んでいく

(たりないの)

足りないの。

(はぁ)

はぁ

(げんじつとうひしていたってかわらないなあのひはゆめで)

現実逃避していたって変わらないな　あの日は夢で

(ぜんぶもとどおりになれば)

全部元通りになれば

(ぼくはしあわせになるの)

僕は幸せになるの。

(ぜんしんにひそんだあくまに)

全身に潜んだ悪魔に

(ああそれはちがうね)

「ああそれは違うね」

(ぼくのせかいはむしばまれ)

僕の世界は蝕まれ

(ちょっとさすがにひどくないですか)

「ちょっと流石に酷くないですか！」

(あぁぼくはいまもふばっかりかかえこんで)

あぁ僕は今も負ばっかり抱え込んで

(いみもなくないていたいだけ)

意味もなく泣いていたいだけ

(せちがらいおもいたぎらかせて)

世知辛い思い滾らかせて

(しんでしまいたいなんていうけど)

死んでしまいたいなんて言うけど

(もっとはんきょうらんのあたまで)

もっと半狂乱の頭で

(きえちゃいたいねそうだろ)

消えちゃいたいね！　そうだろ！

(きってないたきょうもけちらして)

切って泣いた今日も蹴散らして

(ぜんぶほんのうだっておもいこんで)

全部本能だって思い込んで！

(ねぇまってこれはちがうだなんて)

「ねぇ待って、これは違う」だなんて

(もういまさらだろう)

もう今更だろう?

(あふれだしてるきみのしょうどう)

溢れ出してる君の衝動

(りかいしゃはだれてのなるほうへ)

理解者は誰?手の鳴る方へ

(ぼくがきみをたすけてあげる)

僕が君を助けてあげる

(そうだよ、なんども。)

そうだよ、何度も。

(ふっとんでさいたあかいはなは)

吹っ飛んで咲いた赤い花は

(あぁこれはひどいね)

あぁ、これはひどいね

(ぼくのしかいにやきついて)

僕の視界に焼き付いて

(ねぇねぇそろそろきづかないですか)

ねぇねぇそろそろ気付かないですか？

(ぼくはいまもひとりでなにもみないで)

僕は今も一人で何も見ないで

(みみをふさいでいるのだろう)

耳を塞いでいるのだろう？

(いみもないきおくはぐらかして)

意味もない記憶はぐらかして

(もうわかんないなんていうけど)

もう分かんないなんて言うけど

(もっとじょうきょうせいりりかいして)

もっと状況整理、理解して？

(きえたくないねそうだろう)

消えたくないね！そうだろう？

(ちってないたきょうをおもいだして)

散って亡いた今日を思い出して

(ぜんぶほんとうだっておもいしって)

全部本当だって思い知って

(ねえまっていきていたいだなんて)

「ねえ待って、生きていたい」だなんて！

(さあ、このてをとって)

さあ、この手を取って。

(げんじつかくうそうなのかかすかなひとかげが)

現実か空想なのか微かな人影が

(さびておちたとけいのはりをそっとひろいあげた)

錆びて落ちた時計の針をそっと拾い上げた

(きみのだろう)

君のだろう？

(きっとそうだぼくはしんでしまって)

きっとそうだ僕は死んでしまって

(なにもないなふかくしずんでく)

何もないな深く沈んでく

(いいやそんなことはないかもね)

「いいや、そんなことはないかもね！」

(めをあけてみりゃいいだろ)

目を開けてみりゃいいだろ

(すれちがいをもっとくりかえして)

すれ違いをもっと繰り返して

(ぼくのきょうをみたしてくれよ)

僕の狂を満たしてくれよ！

(いっそかんじょうろんもおいつかない)

いっそ感情論も追いつかない

(せかいがいいねそうだろう)

世界がいいね。そうだろう？

(しんだあいはぜんぶほうりだして)

死んだ愛は全部放り出して

(そうさあいどんのうをつらぬいて)

そうさ、愛鈍悩を貫いて！

(そうやってきみはふさいで)

そうやって君は塞いで

(さめきったこころだけかかえて)

冷めきった心だけ抱えて

(もういっかあそびつくしたもんね)

もういっか。遊びつくしたもんね！

(さああちらへいこうか)

さあ、彼方へ行こうか