面白い話 ~20年後の彼ら~ 第4話-1
家に帰るとあの人物が!
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(すねおはまんしょんのまえでたくしーをおりた。)
スネ夫はマンションの前でタクシーを降りた。
(おーとろっくのいりぐちをくぐり、えれべーたーをまつ。)
オートロックの入り口をくぐり、エレベーターを待つ。
(すねお(のびたはしっかりしたようで、やっぱりあいかわらずだな。)
スネ夫(のび太はしっかりしたようで、やっぱり相変わらずだな。
(しずかちゃんをできすぎにもっていかれちゃってさ))
しずかちゃんを出木杉に持っていかれちゃってさ)
(えれべーたーにのりこみ、じょうしょうをかんじながらすねおはむかしをおもいだした。)
エレベーターに乗り込み、上昇を感じながらスネ夫は昔を思い出した。
(いつからだろうか、すねおはのびたとしずかのけっこんをのぞむようになっていた。)
いつからだろうか、スネ夫はのび太としずかの結婚を望むようになっていた。
(それはたいむてれびでみたしあわせなこうけいのせいだろうか?)
それはタイムテレビで見た幸せな光景のせいだろうか?
(あのみらいだけはかわってほしくない。そうおもっているじぶんにすねおはおどろく。)
あの未来だけは変わってほしくない。そう思っている自分にスネ夫は驚く。
(むかしはじぶんだって、しずかのことがすきだったはずなのに。)
昔は自分だって、しずかのことが好きだったはずなのに。
(すねお(どらえもんのせい、かな))
スネ夫(ドラえもんのせい、かな)
(じぶんのへやのまえにつくと、ぽけっとにてをつっこんでかぎをさがす。)
自分の部屋の前に着くと、ポケットに手を突っ込んで鍵を探す。
(と、そのときすねおはいわかんをかんじ、かおをあげた。)
と、そのときスネ夫は違和感を感じ、顔を上げた。
(まどからあかりがもれていた。でかけにあかりはぜんぶけしたはずなのに。)
窓から明かりが漏れていた。出掛けに明かりは全部消したはずなのに。
(すねお(だれか・・・・・・いる))
スネ夫(誰か……いる)
(きょくりょくおとをたてないようしんちょうにかぎをあけると、)
極力音を立てないよう慎重に鍵を開けると、
(すねおはしずかにどあをあけけいかいしながらげんかんにみをすべりこませた。)
スネ夫は静かにドアを開け警戒しながら玄関に身を滑り込ませた。
(かさたてからおきにいりのばーばりーのこうきゅうかさをひきぬくと、)
傘立てからお気に入りのバーバリーの高級傘を引き抜くと、
(りょうてでかまえながらへやのなかへはいっていく。)
両手で構えながら部屋の中へ入っていく。
(そのときだった。)
そのときだった。
(とつじょひらいたうぉーくいんくろーぜっとからひとかげがとびだし、とびついてきた。)
突如開いたウォークインクローゼットから人影が飛び出し、飛びついてきた。
など
(かさをそちらにかまえなおすひまもなく、すねおはじゆうをうばわれる。)
傘をそちらに構えなおす暇もなく、スネ夫は自由を奪われる。