きみなき世界

(きみがいなくなってから)

きみがいなくなってから

(はじめてのふゆがくる)

初めての冬が来る

(きみなしの　きみなしの)

きみなしの　きみなしの

(とほうもないときを)

途方もない時を

(ぼくはもう　ぼくはもう)

ぼくはもう　ぼくはもう

(もてあましすぎてる)

持て余しすぎてる

(あのときのいいわけをまだ)

あのときの言い訳をまだ

(ぼくはこうかいしている)

ぼくは後悔している

(なぜだろう　なぜだろう)

なぜだろう　なぜだろう

(それしかなかったのに)

それしかなかったのに

(さびしくて　さびしくて)

寂しくて　寂しくて

(しかたがなかった)

仕方がなかった

(きずつけて　きずつけられても)

傷つけて　傷つけられても

(なおまだ　こわれてはいなかった)

なおまだ　壊れてはいなかった

(ぼくたちは　ぼくたちをすててきた)

ぼくたちは　ぼくたちを捨てて来た

(あのときに　きみがいなくなってから)

あのときに　きみがいなくなってから

(すこしむくちになった)

少し無口になった

(きみなしの　きみなしの)

きみなしの　きみなしの

(ひろすぎるせかいで)

広すぎる世界で

(ぼくはただ　ぼくはただ)

ぼくはただ　ぼくはただ

(すわるばしょさがしてる)

座る場所探してる

(あれからすべてが　かわったのに)

あれから全てが　変わったのに

(ふたりのにおいは　もうないのに)

二人の匂いは　もうないのに

(ああ　なのに　きみにはいえなかった)

ああ　なのに　きみには云えなかった

(ことばがあるんだ)

言葉があるんだ

(できるなら　できるなら)

できるなら　できるなら

(ときがもどるなら)

時が戻るなら

(いちどだけ　いちどだけ)

一度だけ　一度だけ

(きみにいいたかった)

きみに云いたかった

(きみなしで　きみなしで)

きみなしで　きみなしで

(いきてゆくなんて)

生きてゆくなんて

(どうしても　どうしても)

どうしても　どうしても

(ぼくにはできない)

ぼくにはできない

(きみなしの　きみなしの)

きみなしの　きみなしの

(とほうもないときを)

途方もない時を

(ぼくはもう　ぼくはもう)

ぼくはもう　ぼくはもう

(もてあましすぎてる)

持て余しすぎてる

(きみなしの　きみなしの)

きみなしの　きみなしの

(ひろすぎるせかいで)

広すぎる世界で

(ぼくはただ　ぼくはただ)

ぼくはただ　ぼくはただ

(すわるばしょさがしてる)

座る場所探してる

(きみなしの　きみなしの)

きみなしの　きみなしの

(とほうもないときを)

途方もない時を

(ぼくはもう　ぼくはもう)

ぼくはもう　ぼくはもう

(もてあましすぎてる)

持て余しすぎてる

(きみなしの　きみなしの)

きみなしの　きみなしの

(ひろすぎるせかいで)

広すぎる世界で

(ぼくはただ　ぼくはただ)

ぼくはただ　ぼくはただ