意味が分かると怖い話95　概要欄に説明あり

(こどものころ、どうろをわたろうとしていたら)

子供の頃、道路を渡ろうとしていたら

(うしろからとつぜん)

後ろから突然

(「あぶない！」)

「危ない！」

(というこえがきこえました。)

という声が聞こえました。

(おどろいてたちどまったしゅんかん、)

驚いて立ち止まった瞬間、

(もうすぴーどのくるまがめのまえをとおりすぎた。)

猛スピードの車が目の前を通り過ぎた。

(とつぜんのことであたまがおいついていなかった。)

突然のことで頭が追い付いていなかった。

(しかし、しゅんじにそのこえのぬしをさがそうと、)

しかし、瞬時にその声の主を探そうと、

(うしろをふりかえった。)

後ろを振り返った。

(しかしだれもいない。)

しかし誰もいない。

(３０さいになってじこでせいしをさまよったときにも)

30歳になって事故で生死をさまよったときにも

(へんなゆめをみた。)

変な夢を見た。

(そこはうまれこきょうで、)

そこは生まれ故郷で、

(けしきもなにもかも)

景色も何もかも

(すべてがとうじのまま。)

すべてが当時のまま。

(さゆうかくにんせずどうろをわたろうとするしょうねんにおもわず、)

左右確認せず道路を渡ろうとする少年に思わず、

(「あぶない！」)

「危ない！」

(とさけんでしまった。)

と叫んでしまった。

(そのしゅんかん、びょういんのべっどでめをさました。)

その瞬間、病院のベッドで目を覚ました。