「意味を見るのは覚悟してください。」2/1
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問題文
(おれはひとりのともだちとあそんでいた。)
俺は一人の友達と遊んでいた。
(いつも、ばってぃんぐせんたーにいき)
いつも、バッティングセンターに行き
(やきゅうのれんしゅうをしていた。)
野球の練習をしていた。
(そのときも、れんしゅうをしていたら、)
その時も、練習をしていたら、
(どちらもとび、)
どちらも飛び、
(がらすにふたつぼーるがあたる。)
ガラスに二つボールが当たる。
(そうして、そのいえのじゅうみんにいかられた。)
そうして、その家の住民に怒られた。
(そのことをかこうと、)
そのことを書こうと、
(ころうとしていた、さんねんのさくぶん。)
凝ろうとしていた、三年の作文。
(けっこうくろうした。)
結構苦労した。
(がくねんがあがると、ろーるけーきにはまってきた。)
学年が上がると、ロールケーキにはまってきた。
(やきゅうのれんしゅうもほおっておき、)
野球の練習もほおっておき、
(ろーるけーきをよっつたべ、)
ロールケーキを四つ食べ、
(てれびをみる。)
テレビを見る。
(そのときのおれのるーてぃーんだ。)
その時の俺のルーティーンだ。
(そして、またがくねんがあがると、こんどは、かっこいいことばをつくろうとしていた。)
そして、また学年が上がると、今度は、かっこいい言葉を作ろうとしていた。
(しんぴまほうみたいなかっこいいことばをつくろうとしていた。)
神秘魔法みたいなかっこいい言葉を作ろうとしていた。
(だが、つくりすぎてははにいかられ、)
だが、作りすぎて母に怒られ、
(しかたなくいつかもたまっていたしゅくだいをやった。)
しかたなく五日もたまっていた宿題をやった。
(でも、)
でも、
(たぶん、おれはろくねんせいになってからかわった。)
多分、俺は六年生になってから変わった。
(しゅくだいもちゃんとやるようになったし、)
宿題もちゃんとやるようになったし、
(やきゅうもちゃんとし、)
野球もちゃんとし、
(じぶんのせいかつをみなおすようになった。)
自分の生活を見直すようになった。
(だが、ともだちがこうつうじこでしんでしまう。)
だが、友達が交通事故で死んでしまう。
(ほんとうにかなしい。)
本当に悲しい。