生活

(せいかつとわかれきってもきりはなせないかんけい)

生活と別れ 切っても切り離せない関係

(かえりみちのさびしさをかんがえたくないゆうべ)

帰り道の寂しさを考えたくない夕べ

(さよならをあなたへとはいいたくないのがほんね)

さよならを貴方へとは言いたくないのが本音

(つつみかくしてしまってかっこをつけた)

包み隠してしまってかっこをつけた

(じゃあね、またね)

｢じゃあね、またね｣

(しょうがないとうたってわらってしまえたらいいのにね)

仕方がないと歌って笑ってしまえたら良いのにね

(どうしてもわらえないのまたあえないとおもってしまうの)

どうしても笑えないのまた会えないと思ってしまうの

(ようがすんだらとおでせいかつからまたせいかつへ)

用が済んだら遠出 生活からまた生活へ

(そっちではどうそっちではどう)

そっちではどう？そっちではどう？

(ようやくできたいばしょだっていつかはなれてしまったって)

ようやく出来た居場所だって いつか離れてしまったって

(かえるばしょであってかえられないあなたでいて)

帰る場所で在って 代えられない貴方でいて

(つきなみなことばだってきれいごとにされたって)

月並みな言葉だって綺麗事にされたって

(それがほんとうであってここでいまかたってかたって)

それが本当であって ここで今語って語って

(それはへいぼんなかたらいどこにでもあるようなかんけい)

それは平凡な語らい どこにでもあるような関係

(わたしとあなたじゃなくてもそえなくてもはえるこうじょう)

私と貴方じゃなくても 添えなくても映える恒常

(れいのまいきょにいとまないだれがかけたってべつにいとわない)

例の枚挙に暇ない 誰が欠けたって別に厭わない

(でもあなたといたいそうおもったんだ、おもったんだ)

でも貴方といたい そう思ったんだ、思ったんだ

(てをふるかげをみたくなくてまぶたをとじてしまったって)

手を振る影を見たくなくて 瞼を閉じてしまったって

(あすふぁるとにはりつくあしはあげられやしなくて)

アスファルトに張り付く足は上げられやしなくて

(みみなりにこびりついたあのひびとさよならが)

耳鳴りにこびりついたあの日々とさよならが

(いつまでもかわかぬぜっこんあしたへとさらってさらって)

いつまでも渇かぬ舌根 明日へと拐って拐って

(あなたがさってぼくらがさって)

貴方が去って 僕らが去って

(みしらぬだれかがゆきかっていてもぼくらのせいかつはのこってる)

見知らぬ誰かが行き交っていても僕らの生活は残ってる

(あなたがいくさきがまたここのようなばしょになればいい)

貴方が行く先がまたここのような場所になればいい

(せいかつとわかれきってもきりはなせないかんけい)

生活と別れ 切っても切り離せない関係

(どうしてもいくのどうしてもいくよ)

どうしても行くの？どうしても行くよ