二人ぼっちの夜

(ずっとふたりでがなんかねかなしくて)

ずっと二人でがなんかね悲しくて

(りくつじゃなくたいくつをかぞえる)

理屈じゃなく退屈を数える

(おねがいふたりぼっちのよるをどうかはなさないで)

お願い二人ぼっちの夜をどうか離さないで

(べっどのうええいえんをまきもどし)

ベッドの上永遠を巻き戻し

(でんきゅうのしたでくだものごっこ)

電球の下で果物ごっこ

(ずるいねすぐいなくなるくせに)

ずるいねすぐ居なくなるくせに

(せかいはごぜんにじすぎにすこしだけやさしくなる)

世界は午前二時過ぎに少しだけ優しくなる

(ずっとふたりねがなんかもういえなくて)

ずっと二人ねがなんかもう言えなくて

(やくそくよりいいわけをあつめる)

約束より言い訳を集める

(おねがいふたりぼっちのよるをどうかゆるしてあげて)

お願い二人ぼっちの夜をどうか許してあげて

(はいざらですきっぷけむりとうそがおどる)

灰皿でスキップ煙と嘘が躍る

(こっちをむいてよどっちでもいいけどいいけど)

こっちを向いてよどっちでもいいけどいいけど

(もとめるのはことばのぬいめとこいのつづきばかり)

求めるのは言葉の縫い目と恋の続きばかり

(さよならすこしやさしすぎたせかい)

さよなら少し優しすぎた世界

(ずっとふたりでがなんかねかなしくて)

ずっと二人でがなんかね悲しくて

(ねえねえおねがいふたりぼっちのよるをどうか)

ねえねえお願い二人ぼっちの夜をどうか

(ずっとふたりねもうなんかねあなたがいいの)

ずっと二人ねもうなんかねあなたがいいの

(りくつなんてしらないさがしていたのはおわるためのこいだ)

理屈なんて知らない探していたのは終わるための恋だ

(ふたりぼっちのよる)

二人ぼっちの夜

(ふたりぼっちのよるどうかはなさないで)

二人ぼっちの夜どうか離さないで