石川智晶　prototype

(じゅんしんさがしんぷるなちからに)

純真さがシンプルな力に

(かわるときせかいにかげをつくりだす)

変わるとき世界に影を作り出す

(がらすけーすによこたわる)

ガラスケースに横たわる

(ひかりのそんざいにふれたくても)

光の存在に触れたくても

(ふりあげたておろせなくて)

振り上げた手下ろせなくて

(おちるようにしゃがみこんだ)

落ちるようにしゃがみこんだ

(ｐｒｏｔｏｔｙｐｅｂｏｙあすのりそうだけで)

prototype boy明日の理想だけで

(かたりつぐようなびだんにもならないけど)

語り継ぐような美談にもならないけど

(このからだをうしないそうなぎりぎりのばしょが)

この体を失いそうなギリギリの場所が

(かなしいくらいにあっている)

哀しいくらい似合っている

(うそみたいなしずけさはわずかな)

嘘みたいな静けさはわずかな

(ほころびがはじけるまえぶれのようだ)

綻びがはじける前触れのようだ

(かじょうなまでのまなざしが)

過剰なまでの眼差しが

(ひざのふるえさえにがそうとしない)

膝の震えさえ逃がそうとしない

(このりょうてをちょうはつするありふれたぎぜんさえも)

この両手を挑発するありふれた偽善さえも

(ｐｒｏｔｏｔｙｐｅｂｏｙこころうばわれてく)

prototype boy心奪われてく

(あいまいなじゃぶをくりかえすはがゆさで)

曖昧なジャブを繰り返す歯痒さで

(このえりあにうかびあがる)

この領域（エリア）に浮かび上がる

(ざんがいがいきたぶんしんにみえはじめた)

残骸が生きた分身に見え始めた

(それでもｉｓｈｅｌｔｅｒｙｏｕ)

それでもI shelter you

(しょうそうとほうしんのはんどう)

焦燥と放心の反動

(たえずししんがゆらいでる)

絶えず私心が揺らいでる

(いまさらのかんしょうならかぶりふるけど)

今更の感傷ならかぶり振るけど

(つかいすてられるぷろとたいぷ)

使い捨てられる試作品（プロトタイプ）

(いきるのはじぶんだろうか)

生きるのは自分だろうか

(いまはかんがえない・・・かんがえない・・・)

今は考えない…考えない…

(ｐｒｏｔｏｔｙｐｅｂｏｙあすのりそうだけで)

prototype boy明日の理想だけで

(かたりつぐようなびだんにもならないけど)

語り継ぐような美談にもならないけど

(このからだをうしないそうなぎりぎりのばしょが)

この体を失いそうなギリギリの場所が

(かなしいくらいににあってる)

哀しいくらいに似合ってる

(ｐｒｏｔｏｔｙｐｅｂｏｙこころうばわれてく)

prototype boy心奪われてく

(あいまいなじゃぶをくりかえすはがゆさで)

曖昧なジャブを繰り返す歯痒さで

(このえりあにうかびあがる)

この領域に（エリア）に浮かび上がる

(ざんがいがいきたぶんしんにみえはじめた)

残骸が生きた分身に見え始めた

(それでもｉｓｈｅｌｔｅｒｙｏｕ)

それでもI shelter you