ハッピーエンド

(さよならがのどのおくにつっかえてしまって)

さよならが喉の奥につっかえてしまって

(せきをするみたいにありがとうっていったの)

咳をするみたいにありがとうって言ったの

(つぎのことばはどこかとぽけっとをさがしても)

次の言葉はどこかとポケットを探しても

(みつかるのはあなたをすきなわたしだけ)

見つかるのはあなたを好きな私だけ

(へいきよだいじょうぶだよやさしくなれたとおもって)

平気よ大丈夫だよ優しくなれたと思って

(ねがいにかわってさいごはうそになって)

願いに変わって最後は嘘になって

(あおいままかれてゆく)

青いまま枯れてゆく

(あなたをすきなままできえてゆく)

あなたを好きなままで消えてゆく

(わたしみたいとてにとって)

私みたいと手に取って

(おくにあったおもいといっしょににぎりつぶしたの)

奥にあった想いと一緒に握り潰したの

(だいじょうぶだいじょうぶ)

大丈夫　大丈夫

(いますぐにだきしめて)

今すぐに抱きしめて

(わたしがいればなにもいらないと)

私がいれば何もいらないと

(それだけいってきすをして)

それだけ言ってキスをして

(なんてねうそだよごめんね)

なんてね　嘘だよ　ごめんね

(こんなときおもいだすことじゃないとはおもうんだけど)

こんな時思い出す事じゃないとは思うんだけど

(ひとりにしないよってあれじつはうれしかったよ)

一人にしないよってあれ実は嬉しかったよ

(あなたがゆうきをだしてはじめてでんわをくれた)

あなたが勇気を出して初めて電話をくれた

(あのよるのわたしとなにがちがうんだろう)

あの夜の私と何が違うんだろう

(どれだけはなれていてもどんなにあえなくても)

どれだけ離れていてもどんなに会えなくても

(きもちがかわらないからここにいるのに)

気持ちが変わらないからここにいるのに

(あおいままかれてゆく)

青いまま枯れてゆく

(あなたをすきなままできえてゆく)

あなたを好きなままで消えてゆく

(わたしをずっとおぼえていて)

私をずっと覚えていて

(なんてねうそだよげんきでいてね)

なんてね　嘘だよ　元気でいてね

(なかないわたしにすこしほっとしたかおのあなた)

泣かない私に少しほっとした顔のあなた

(あいかわらずのんきねそこもだいすきよ)

相変わらず暢気ね　そこも大好きよ

(きがつけばよこにいて)

気が付けば横にいて

(べつにきみのままでいいのになんて)

別に君のままでいいのになんて

(かってになみだふいたくせに)

勝手に涙拭いたくせに

(みえるぜんぶきこえるすべていろづけたくせに)

見える全部聴こえる全て　色付けたくせに

(あおいままかれてゆく)

青いまま枯れてゆく

(あなたをすきなままできえてゆく)

あなたを好きなままで消えてゆく

(わたしみたいとてにとって)

私みたいと手に取って

(おくにあったおもいといっしょににぎりつぶしたの)

奥にあった想いと一緒に握り潰したの

(だいじょうぶだいじょうぶ)

大丈夫　大丈夫

(いますぐにだきしめて)

今すぐに抱きしめて

(わたしがいればなにもいらないと)

私がいれば何もいらないと

(そういってもうはなさないで)

そう言ってもう離さないで

(なんてねうそだよさよなら)

なんてね　嘘だよ　さよなら