マザーランド Ado

(まざーまざーゆるしてくれますか)

マザーマザー許してくれますか

(おおいなるあいでもけせないばつを)

大いなる愛でも消せないバツを

(はなからあいされないとしれるなららくだったんだ)

はなから愛されないと知れるなら楽だったんだ

(そんなうしろをむいたわたしはちゃんとじごくにおちましたか)

そんな後ろを向いた私はちゃんと地獄に落ちましたか

(ああわたしはせかいじゅうにうとまれにくまれいきていくと)

ああ私は世界中に疎まれ憎まれ生きていくと

(わりきれたらほんとうにどれだけよかったんだろうな)

割り切れたら本当にどれだけ良かったんだろうな

(たしゅたようなすとーりーにもいずれはさあきがあってさ)

多種多様な物語にもいずれはさ飽きがあってさ

(そのうちのひとつにおさまるうつわにゃなりたかないけど)

そのうちのひとつに収まる器にゃなりたかないけど

(あふれんばかりのきたいがそのふちからはみだすときに)

溢れんばかりの期待がそのフチからはみ出すときに

(「こぼしたらきちんとふけよ」とみくだすようなしせんに)

『こぼしたらきちんと拭けよ』と見下すような視線に

(たえきれずにげだしたしんぞう)

耐えきれず逃げだした心臓

(らくえんじゃないここはらくえんじゃない)

楽園じゃないここは楽園じゃない

(だれかのかおをうかがうだけのみらい)

誰かの顔をうかがうだけの未来

(らくえんじゃないここはらくえんじゃない)

楽園じゃないここは楽園じゃない

(いまむかうよわたしの　ｍｏｔｈｅｒｌａｎｄ)

いま向かうよ私の Motherland

(れっせいらにらぶをれっせいらにらぶをれっせいらにらぶを)

劣勢らにラブを劣勢らにラブを劣勢らにラブを

(うまれたばしょなんてしらないしらぬままあるいてきたんだ)

生まれた場所なんて知らない知らぬまま歩いてきたんだ

(いつのひかよぎしゃにのってどこにもかえれなくなった)

いつの日か夜汽車に乗って何処にも帰れなくなった

(あなたへのいかりやくつうもさぞかしりっぱなねんりょうになると)

あなたへの怒りや苦痛もさぞかし立派な燃料になると

(まえをむければわたしはてんごくにいけますか)

前を向ければ私は天国にいけますか

(じょうじょうしゃくりょうのよちなし)

情状酌量の余地なし

(うっせえわじゃすまないげんじつ)

うっせえわじゃ済まない現実

(わかさゆえのあやまちかたづくかなしいどうけし)

若さ故の過ち片付く哀しい道化師

(ろんりーろんりーとないて)

ロンリーロンリーと鳴いて

(ほーむしっくしっくしっくとないた)

ホームシックシックシックと泣いた

(あのひのよぎしゃもあいのりできるひとがいたら)

あの日の夜汽車も相乗りできる人がいたら

(ひとりきりでもうごくしんぞう)

ひとりきりでも動く心臓

(らくえんじゃないここはらくえんじゃない)

楽園じゃないここは楽園じゃない

(だれかのかおをうかがうだけのきかい)

誰かの顔をうかがうだけの機械

(かえりましょうこのうたがしるべ)

帰りましょうこの歌が標

(どこにあるのわたしの　ｍｏｔｈｅｒｌａｎｄ)

何処にあるの私の Motherland

(れっせいらにらぶを)

劣勢らにラブを

(まざーまざーいちどついたら)

マザーマザー一度付いたら

(あともどりできずけせないばつ)

後戻り出来ず消せないバツ

(まざーまざーゆるしてくれますか)

マザーマザー許してくれますか

(おおいなるあいでもけせないばつを)

大いなる愛でも消せない罰を

(れっせいらにらぶを)

劣勢らにラブを

(げーむおーばーなんてみとめない)

ゲームオーバーなんて認めない

(かんてらをともすとんねるのさきに)

カンテラを灯すトンネルの先に

(しんぞうつきるそのひまでは)

心臓尽きるその日までは

(ぬくもりなくしたうすいもうふみたいな)

温もり失くした薄い毛布みたいな

(きぼうとみずでやりすごすんだ)

希望と水でやり過ごすんだ

(らくえんだろうそこはらくえんだろう)

楽園だろうそこは楽園だろう

(うたいおどるえきしょうのおりのなか)

歌い踊る液晶の檻の中

(ああいつまでいれるの？)

ああいつまでいれるの？

(みつけたんだわたしの　ｍｏｔｈｅｒｌａｎｄ)

見つけたんだ私の Motherland

(れっせいらにまるをゆうせいらにばつを)

劣勢らにマルを優勢らにバツを

(らくえんじゃないそこはらくえんじゃない)

楽園じゃないそこは楽園じゃない

(だれかのかおをうかがうだけはいや)

誰かの顔をうかがうだけは嫌

(おいでわたしが　ｍｏｔｈｅｒｌａｎｄ　になるよ)

おいで私が Motherland になるよ

(れっせいらにらぶを)

劣勢らにラブを

(まざーまざーいちどついたら)

マザーマザー一度付いたら

(あともどりできずけせないばつ)

後戻り出来ず消せないバツ

(まざーまざーゆるしてしまえたら)

マザーマザー許してしまえたら

(おおいなるあいでもけせないばつを)

大いなる愛でも消せない罰を

(れっせいらにらぶをれっせいらにらぶを)

劣勢らにラブを劣勢らにラブを

(あさまでそばでうたうから)

朝までそばで歌うから

(おおいなるあいでもけせないらぶを)

大いなる愛でも消せないラブを

(れっせいらにらぶそんぐを)

劣勢らにラブソングを

(れっせいらにあすを)

劣勢らに明日を