Moonfall

(たいがいのはじははいご)

大概の恥は背後

(くりかえしてるらすとなんばー)

繰り返してるラストナンバー

(しゅんじゅんのさいげつさえも)

逡巡の歳月さえも

(あだばなのまいんどだいばー)

徒花のマインドダイバー

(そまりあのしょうねんぱらごーね)

ソマリアの少年 パラゴーネ

(さびたもーてるのへやで)

錆びたモーテルの部屋で

(のーぺいんならのーげいん)

ノーペインならノーゲイン

(くだらないうさばらしをしようよ)

下らない憂さ晴らしをしようよ

(ならどうしてくったくのないひとみで)

ならどうして屈託のない瞳で

(おれをみつめるの)

俺を見つめるの

(いななけばはるだくりゅうもしずまるさがみわん)

嘶けば春 濁流も鎮まる相模湾

(ちんちょうげがかれるまえにどこからはじめよう)

沈丁花が枯れる前にどこから始めよう

(やみくもとかんちがいのひびがいまになってなおも)

闇雲と勘違いの日々が今になって尚も

(ゆくてをはばむけど)

行く手を阻むけど

(しんかいのようなよるをびょうてきにてらす)

深海のような夜を病的に照らす

(いさりびがさそうだろう)

漁火が誘うだろう

(ておくれであったことすらもきづかないふりで)

手遅れであったことすらも気づかない振りで

(ほうけていたいけど)

呆けていたいけど

(ひとつひとつのむいむさくをかえりみて)

ひとつひとつの無為無策を省みて

(あゆむしかないのだろう)

歩むしかないのだろう

(たいていはかちがないと)

大抵は価値がないと

(くらましてるごーすとらいたー)

晦ましてるゴーストライター

(さいげんはとうにないと)

際限はとうにないと

(あらがってるぺーぱーどらいばー)

抗ってるペーパードライバー

(そらをさくすほーいはしるこうせん)

空を割くスホーイ 走る光線

(だーじゃはおおれんまにえよ)

大家好 오랜만이에요

(ぜんそんのあうでぃ)

全損のアウディ

(いまこそすぷーとにくにあいを)

今こそスプートニクに愛を

(ふそくがないからこそおれからにげだせない)

不足がないからこそ俺から逃げ出せない

(のろわれたふゆはなをつくえるめすとおだいば)

呪われた冬 鼻を突くエルメスとお台場

(つぎはぎだらけのちょうじりをあわせてはじめよう)

継ぎ接ぎだらけの帳尻を合わせて始めよう

(よるべないうらぎりのじだいにきざまれたみさえも)

寄る辺ない裏切りの時代に刻まれた身さえも

(こうかいはないけど)

後悔はないけど

(ながれるようなひとなみをぬけてなお)

流れるような人並みを抜けてなお

(まもうするばかりだろう)

摩耗するばかりだろう

(それぞれがかなしみやよろこびをつみあげて)

それぞれが悲しみや喜びを積み上げて

(いまとしてあるけど)

今としてあるけど

(どれもがかてであるはずなどはなく)

どれもが糧であるはずなどはなく

(うつくしくもないだろう)

美しくもないだろう

(ころせないかんじょうにふたをしてわらう)

殺せない感情に蓋をして笑う

(なにひとついいたいことはないな)

何ひとつ言いたいことはないな

(すてるならすてるでおしまずはやいほうがいい)

棄てるなら棄てるで惜しまず早い方がいい

(なんならきょうつきがおちるよるに)

なんなら今日月が落ちる夜に

(やみくもとかんちがいのひびがいまになってなおも)

闇雲と勘違いの日々が今になって尚も

(ゆくてをはばむけど)

行く手を阻むけど

(しんかいのようなよるをびょうてきにてらす)

深海のような夜を病的に照らす

(いさりびがさそうだろう)

漁火が誘うだろう

(ておくれであったことすらもきづかないふりで)

手遅れであったことすらも気づかない振りで

(ほうけていたいけど)

呆けていたいけど

(ひとつひとつのむいむさくをかえりみて)

ひとつひとつの無為無策を省みて

(あゆむしかないのだろう)

歩むしかないのだろう