藍の運命

歌詞(問題文)
(そらがおちてさわぎだしたせかいのかたすみで)
空が落ちて 騒ぎ出した 世界の片隅で
(しずかにあいをおりなすいといのちぬいとめて)
静かに藍を織り成す糸 生命縫いとめて
(いまこうしてうまれかわるふたりのうんめいは)
いまこうして 生まれ変わる 二人の運命は
(くちはてきえゆくそのひまで)
朽ち果て消えゆくその日まで
(たとえくるしんでもいまはみえなくても)
たとえ苦しんでも 今は見えなくても
(ねつをおびてこわれたまちは)
熱を帯びて 壊れた町は
(ひるとよるのはざまをぼかす)
昼と夜の 狭間を暈す
(あのひきみはみぎてをかかげ)
あの日 君は 右手を掲げ
(たかくふったみえなくなるまで)
高く振った 見え無くなるまで
(さまよいなやんでたどりついたありか)
彷徨い 悩んで たどり着いた在り処
(うつしよのげんえい)
現世の幻影
(とばせきえゆくはてへ)
飛ばせ 消えゆく果てへ
(うちぬいたあんこくもわすれさりねむれ)
撃ち抜いた暗黒も 忘れ去り 眠れ
(いまふたたびめぐりあえたせかいのかたわらで)
いま再び 巡り合えた 世界の傍らで
(いつかはあいにかわるからとそらをだきとめて)
いつかは藍に代わるからと 空を抱きとめて
(またこうしてはしりだしたふたりのうんめいは)
またこうして 走り出した 二人の運命は
(くちはてきえゆくそのひまで)
朽ち果て消えゆくその日まで
(たとえうしなってもいまはとおすぎても)
たとえ失っても いまは遠すぎても
(めくるめいたきおくさいて)
めくる めいた 記憶 咲いて
(らせんえがきあざやかになる)
螺旋 描き 鮮やかになる
(いつかかえるときはくるの)
いつか 還る 時は 来るの
(しずくおちてはもんのようにひろがってゆく)
雫 落ちて 波紋のように 広がってゆく
(とびらあけはなちかけだしたこどう)
扉 開け放ち 駆け出した 鼓動
(すべてすきとおるそしてしゅうえんのひ)
すべて 透き通る そして 終焉の日
(かがやくいしずえのみちびきはるか)
輝く礎の導き 遥か
(かぜがふいてきせつはめぐり)
風が吹いて 季節は巡り
(かこといまののすきまをかくす)
過去と現在の 隙間を隠す
(あのひきみはなにもいえずに)
あの日 君は 何も言えずに
(せなかみせてあるいていったの)
背中 見せて 歩いていったの
(ゆきかいまよってさそわれきたありか)
行き交い 迷って 誘われ来た在り処
(うつしよのげんえい)
現世の幻影
(とばせいてつくはてへ)
飛ばせ 凍てつく果てへ
(うちぬいたあんこくも)
撃ち抜いた 暗黒も
(なきぬれたぜんあくも)
泣き濡れた 善悪も
(くくられたいかりさえ)
括られた 怒りさえ
(わすれさりねむれ)
忘れ去り 眠れ
(えいえんよりながいいまをせかいはおもいだす)
永遠より長い今を 世界は思い出す
(そめぬくあいをみつけるのはそらをわたるうた)
染め抜く藍を見つけるのは 空を渡る歌
(まだこうしてひかりあせぬ)
まだこうして 光褪せぬ
(ふたりのうんめいは)
ふたりの運命は
(くちはてきえゆくそのひさえ)
朽ち果て消えゆくその日さえ
(きっとひびきわたるずっとはなさないで)
きっと響き渡る ずっと離さないで
(くちをとざすたねもやがて)
口を 閉ざす 種も やがて
(うみをわたりたどりつくはず)
海を 渡り 辿り着くはず
(いつかわかるときがくるわ)
いつか 分かる 時が 来るわ
(よるをてらしかくごのようにさきほこるあい)
夜を 照らし 覚悟のように 咲き誇る藍
(さきほこるあい)
咲き誇る藍