夏色のパレット

(こんなにすきだったんだって)

こんなに好きだったんだって

(みのがせないほどにふくらむおもい)

見逃せないほどに　膨らむ想い

(すなおすぎるきせつ)

素直すぎる季節

(すいめんのどろっぷ)

水面のドロップ

(しおかぜがゆらして)

潮風が揺らして

(きらきらかがやくさまーでい)

キラキラ輝くサマーデイ

(なきそうになったりして)

泣きそうになったりして

(なついろのぱれっと)

夏色のパレット

(そっとひらいたら)

そっと開いたら

(ふたりはじめてのしーさいど)

二人初めてのシーサイド

(こころにうつしえがいて)

心に写し描いて

(いまもあなたあのこときたなぎさをおもうのかしら)

今もあなた　あの子ときた渚を思うのかしら

(きえないおもかげわたしがぬりつぶすわ)

消えない面影　私が塗りつぶすわ

(こんなにすきだったんだって)

こんなに好きだったんだって

(むねのいたみできづいたの)

胸の痛みで気付いたの

(さびしげにわらって)

寂しげに笑って

(たいくつ？だなんてきかないで)

「退屈？」だなんて聞かないで

(きどるぷらいどいじだって)

気取るプライド　意地だって

(なみのまえじゃむりょくにただようだけ)

波の前じゃ無力に漂うだけ

(すなおすぎるきせつ)

素直すぎる季節

(ふられたあなたに)

フラれたあなたに

(はんかちかしたの)

ハンカチ貸したの

(いちねんもまえのさにーでい)

一年も前のサニーデイ

(ふとおもいだしたりして)

ふと思い出したりして

(ずっとともだちって)

「ずっと友達」って

(やくそくもしたっけ)

約束もしたっけ

(だけどかたならべしーさいど)

だけど肩並べシーサイド

(やぶってしまったみたい)

破ってしまったみたい

(いまはわたしあのひのようにきようにやさしくないの)

今は私　あの日のように器用に優しくないの

(しらないあいだにおぼれてたなつのこころ)

知らない間に　溺れてた夏の心

(あんなにすきだったんだって)

「あんなに好きだったんだ」って

(ことばがいまだにのこるの)

言葉が未だに残るの

(むかしのことだって)

昔のことだって

(あきれるあなたがうかぶけど)

呆れるあなたが浮かぶけど

(かーすてできいた８０’ｓ)

カーステで聴いた80's

(あのこもすきだっていっていたから)

あの子も好きだって言っていたから

(ほんのすこしなみだ)

ほんの少し　涙

(こんなにすきだったんだって)

こんなに好きだったんだって

(むねのいたみできづいたの)

胸の痛みで気付いたの

(さびしげにわらって)

寂しげに笑って

(たいくつ？だなんてきかないで)

「退屈？」だなんて聞かないで

(きどるぷらいどいじだって)

気取るプライド　意地だって

(なみのまえじゃむりょくにただようだけ)

波の前じゃ無力に漂うだけ

(すなおすぎるきせつ)

素直すぎる季節