衝動×パンデモニクス

(うごきだすせいじゃくから　すこしずつまわりはじめる)

動き出す静寂から　少しずつ回り始める

(こうさしたしろとくろ　まざりあいひかれあう)

交差した白と黒　混ざり合い惹かれあう

(めをそらせない　やくどうするいし　おもわくはだれを？)

目を逸らせない　躍動する意思　思惑は誰を？

(しめい　しれい　しせん　しせん　くぐりぬけてよるをみたす)

指名　指令　視線　死線　潜り抜けて夜を満たす

(さぁ、じゅんびはいいかい？)

さぁ、準備はいいかい？

(ひみつをしるかぎは　ぱんどらのはいとくをしめす)

秘密を知る鍵は　パンドラの背徳を示す

(まじわるきっさき　わきあがるはかいしょうどう)

交わる切っ先　湧き上がる破壊衝動

(ｗａｉｔｉｎｇ　ｗａｉｔｉｎｇ　あなたをまちつづけていた)

Waiting　Waiting　あなたを待ち続けていた

(いまこのまばたきがきらめきをはなち　いのちのしゅんかんを)

今この瞬きが煌きを放ち　命の瞬間を

(うずまいたはりけーん　よていうんめいごと　のみこんだ)

渦巻いたハリケーン　予定運命ごと　飲み込んだ

(でっどなゆめがとけだした　あまくてにがい　いのちもよう)

デッドな夢が溶け出した　甘くて苦い　命模様

(ゆびさきをひきがねを　ばくおんとかなしみをせおった　うれいをねらって)

指先を引き金を　爆音と悲しみを背負った　憂いを狙って

(ひきかえすことはできない　どうか　どうか　こうふくなけつまつを)

引き返すことはできない　どうか　どうか　幸福な結末を

(あぁ、にげだせないくさびはうたれた)

あぁ、逃げ出せない楔は打たれた

(くりかえしつぶやいて　うけいれるじゅんびをしよう)

繰り返し呟いて　受け入れる準備をしよう

(よるはまだふかくなるばかりだ　なにかがめざめる)

夜はまだ深くなるばかりだ　何かが目覚める

(ほおをなぞる　ゆびがつむぐ　はいとくのせんりつ)

頬をなぞる　指がつむぐ　背徳の旋律

(こうべをたれて　かみにいのれ　どろにまみれたかこをしめせ)

頭を垂れて神に祈れ　泥にまみれた過去を示せ

(ひかれあうほどにむじょう　ふたりのあいはむりょく)

惹かれあうほどに無常　二人の愛は無力

(きょうめいしてやまないざんきょう　たぐり)

共鳴してやまない残響　手繰り

(ｒｏｌｌｉｎｇ　ｒｏｌｌｉｎｇ　せかいはざんこくにまわる)

Rolling　Rolling　世界は残酷に回る

(むねにさいたはなはうちぬかれたの　いのちのしゅんかんを)

胸に咲いた花は打ちぬかれたの　命の瞬間を

(うずまいたはりけーん　よまいごとなどふきとばせ)

渦巻いたハリケーン　世迷言など吹き飛ばせ

(ぜったいてきなつめたさで　むねのほのお　あおくもやせ)

絶対的な冷たさで　胸の炎　青く燃やせ

(まいちるせつなさ　よるをいろどった　こどくをさがして　みみをひそめたの)

舞い散る刹那さ　夜を彩った　孤独を探して　耳を潜めたの

(あなたがのこしたかおり　いまも　むねに　やきついてはなれない)

あなたが残した香り　今も　胸に　焼きついて離れない

(さぁ、いとしのだんがんははなたれた)

さぁ、愛しの弾丸は放たれた

(そしてばくおんのあと、またせいじゃく。)

そして爆音の後、また静寂。

(わらいあえたひびを　もどらないひびを)

笑いあえた日々を 戻らない日々を

(たちつくして　なみだがこぼれおちた)

立ち尽くして 涙が零れ落ちた

(みらいはどこにおちてゆく)

未来は何処に堕ちてゆく

(うずまいたはりけーん　あいもにくしみも　のみこんだ)

渦巻いたハリケーン　愛も憎しみも　飲み込んだ

(やめないでうたごえは　たしかにここにとどいてます)

止めないで歌声は　確かに此処に届いてます

(たいせつなものは　すべてなくしてしまったはずなのに　どうしていたい)

大切なものは　すべて無くしてしまったはずなのに　どうして痛い

(たぐりよせたいとはまだ　きみの　もとへ　つながっているのかな)

手繰り寄せた糸はまだ　君の 元へ　つながっているのかな

(あぁ、そろそろぶたいのまくあけだ)

あぁ、そろそろ舞台の幕開けだ