終わりの鐘と記憶の栞

(わすれられてしまった)

忘れられてしまった

(うごくことないまちを)

動くことない街を

(あかくそめるゆうひ)

朱く染める夕日

(いまのものがたりそっと)

今の物語そっと

(くずれてしまうまえに)

崩れてしまう前に

(つたえさせて、きみに)

伝えさせて、君に

(おもいえがいてたせかい、けつまつは)

思い描いてた世界、結末は

(もろくはかなくてちりはてる)

脆く儚くて散り果てる

(「ずっときめられたみちにしたがうの？」)

「ずっと決められた道に従うの？」

(きみはつぶやいてうつむいた)

君は呟いて俯いた

(ぼくらさがしはじめた)

僕ら探し始めた

(うごくことないまちで)

動くことない街で

(あらがうんだずっと)

抗うんだずっと

(いつかものがたりそっと)

いつか物語そっと

(まきもどされるまえに)

巻き戻される前に

(かえてみせる、みらい)

変えてみせる、未来

(いまをきおくしたしおり、それだけが)

今を記憶した栞、それだけが

(かこを、これからをぬりかえる)

過去を、これからを塗り替える

(えんどろーるではけっしてならばない)

エンドロールでは決して並ばない

(きみとぼくだけのものがたり)

君と僕だけの物語

(おもいえがいてたせかい、けつまつは)

思い描いてた世界、結末は

(もろくはかなくてちりはてる)

脆く儚くて散り果てる

(おわりつげるかね、うごきだすまえに)

終わり告げる鐘、動き出す前に

(うそのものがたりかきかえて)

嘘の物語書き換えて

(いまをきおくしたしおり、それだけが)

今を記憶した栞、それだけが

(かこを、これからをぬりかえる)

過去を、これからを塗り替える

(えんどろーるではけっしてならばない)

エンドロールでは決して並ばない

(きみとぼくだけのものがたり)

君と僕だけの物語