幻想は儚く優しく

(みつめあうふたりのねがいが)

見つめ合う二人の願いが

(ゆめさくものがたり)

夢咲く物語

(そらをじゆうにまうあのちょうがうらやましいふりした)

空を自由に舞うあの蝶が羨ましいフリした

(ほんとうはだれかにみつけてほしいのに)

本当は誰かに見つけて欲しいのに

(かくしてるほんしんはひとりきり)

隠してる本心は一人きり

(しらぬままふかくまでねづいてはくるしんだ)

知らぬまま深くまで根付いては苦しんだ

(すこしずつすこしずつちかづいた)

少しずつ少しずつ近づいた

(きづいたのしりたいときみのそのえがお)

気づいたの知りたいと君のその笑顔

(ふれあった)

触れ合った

(ふれあった)

(触れ合った)

(ふたりのきょうかいかすかにかんじたぬくもりに)

二人の境界微かに感じた温もりに

(ゆめでも)

(夢でも)

(もういちどだけ)

もう一度だけ

(もういちど)

(もう一度)

(はかなくやさしいげんそうを)

儚く優しい幻想を

(げんそうへ)

(幻想へ)

(しってしまったから)

知ってしまったから

(もうもとにはもどれないだろうか)

もう元には戻れないだろうか

(それでもかまわないおもわせてくれたの)

それでも構わない思わせてくれたの

(ひびきあうかんじょうのなかでいま)

響きあう感情の中でいま

(かわされたことばだけ)

交わされた言葉だけ

(だきしめてあゆんでいく)

抱きしめて歩んでいく

(ひとりではとどかないばしょにさえ)

一人では届かない場所にさえ

(きみとならおこなけるはずこのみちのはてへ)

君となら行けるはずこの道の果てへ

(かさなった)

重なった

(かさなった)

(重なった)

(ふたりのきょうかいとけだす)

二人の境界融け出す

(おもいはねつをおび)

想いは熱を帯び

(ひろがる)

(広がる)

(うつしだすよ)

映し出すよ

(あざやかに)

(鮮やかに)

(はかなくやさしいげんそうを)

儚く優しい幻想を

(げんそうへ)

(幻想へ)

(さきみだれちるさくら)

咲き乱れ散る桜

(うすべにがしめしたさき)

薄紅が示した先

(めざしたばしょはきっと)

目指した場所はきっと

(つきにてらされている)

月に照らされている

(みつめあうふたりのいのちが)

見つめ合う二人の命が

(このままとわにつづくのなら)

このまま永遠に続くのなら

(このこころのすきまも)

この心の隙間も

(いとしさでみたして)

愛しさで満たして

(かさなった)

重なった

(かさなった)

(重なった)

(ふたりのきょうかいとけだす)

二人の境界融け出す

(おもいはねつをおび)

想いは熱を帯び

(もとめる)

(求める)

(うつしだすよ)

映し出すよ

(あざやかに)

(鮮やかに)

(はかなくやさしいげんそうを)

儚く優しい幻想を

(えいえんに)

(永遠に)

(もうもどれない)

もう 戻れない

(もどらない)

(戻らない)

(ふたりだけ)

二人だけ

(ふたりのせかい)

(二人の世界)

(りんねに)

(輪廻に)

(おわりはない)

終わりはない

(ねがいが)

(願いが)

(ゆめさくものがたり)

夢咲く物語