米津玄師　Azalea

(さいてたほらのこしてったさしぎのはなあのときのままだ)

咲いてた　ほら　残してった挿し木の花　あの時のままだ

(わたしはただあのときとおなじようにきみのほほをなでた)

私は　ただ　あの時と同じように　君の頬を撫でた

(ずっとそばにいてっててにふれてっていったよねきみがこまりはてるくらいに)

ずっと側にいてって　手に触れてって　言ったよね　君が困り果てるくらいに

(だれもしらぬぷるーとぅよあけのぶるーむほのかにかおるしとらす)

誰も知らぬプルートゥ　夜明けのブルーム　仄かに香るシトラス

(ふたりだけはなうたがりんくしていく)

二人だけ　鼻歌がリンクしていく

(せーのでだまってなんもしないでいてみない いまときがとまってみえるくらい)

せーので黙って何もしないでいてみない？ 今時が止まって見えるくらい

(きみがどこかかわってしまっても ずっとわたしはきみがすきだった)

君がどこか変わってしまっても ずっと私は　君が好きだった

(きみはあざれあ)

君はアザレア

(くらむようにあついこーひーすきまひらくよるはほーりー)

眩むように熱い珈琲　隙間ひらく夜はホーリー

(ひどいはなにあらしそのつづきにおもいがけぬすとーりー)

酷い花に嵐　その続きに　思いがけぬストーリー

(どうやらこんやみめいふたりはゆくえふめい)

どうやら今夜未明　二人は行方不明

(つみかさなるめっせーじそのままほっといて)

積み重なるメッセージ　そのままほっといて

(めをみつめていてもうすこしだいてぎゅっとして)

目を見つめていて　もう少し抱いて　ぎゅっとして

(それはくりむとのえみたいに)

それはクリムトの絵みたいに

(しんぞうのおとをしってえんどるふぃんたしかにつづくりふれいん)

心臓の音を知ってエンドルフィン　確かに続くリフレイン

(ずっとそこにいたんだね)

ずっとそこにいたんだね

(やるせないよるをこわしてかんじたいきみのまちえーる)

遣る瀬ない夜を壊して　感じたい君のマチエール

(もつれあうようにたしかめあうようにさわって)

縺れ合うように　確かめ合うように　触って

(せーのでだまってなんもしないでいてみない いまときがとまってみえるくらい)

せーので黙って何もしないでいてみない？ 今時が止まって見えるくらい

(きみがどこかかわってしまっても ずっとわたしはきみがすきだった)

君がどこか変わってしまっても ずっと私は　君が好きだった

(あわをきらしたそーだみたいに きずにふるしたしゃつみたいに)

泡を切らしたソーダみたいに 着ずに古したシャツみたいに

(いちごがおちたけーきみたいに すてられないしゃしんみたいに)

苺が落ちたケーキみたいに 捨てられない写真みたいに

(そこにいてもいなくてもきみがきみじゃなくても わたしはきみがすきだった)

そこにいてもいなくても君が君じゃなくても 私は君が好きだった

(きみはあざれあ)

君はアザレア