みずいろ

(むねがふるえるあわくゆれてる)

胸がふるえる 　淡く揺れてる

(まわるこのそらみずいろ)

まわるこの空みずいろ

(いまもいまでもあわくたかく)

今も今でも　淡く高く

(あまおとにがつあめ)

雨音　二月雨

(ぬれてははしった)

濡れては　走った

(さかみちはじめてのばしたて)

坂道　初めて　伸ばした手

(はなれぬようかわらぬよう)

離れぬよう　変わらぬよう

(ぎゅうっとつかんだ)

ぎゅうっと　掴んだ

(むねがふるえるあたたかいてに)

胸がふるえる　あたたかい手に

(ふたりであるいたきょりも)

二人で　歩いた距離も

(はなれえぬようながされぬよう)

離れえぬよう　流されぬよう

(ぎゅっと)

ぎゅっと

(ゆれてはまわるかっぷとえがお)

揺れては回る　カップと笑顔

(みあげたそらのみずいろ)

見上げた　空のみずいろ

(かぜにとけてはたかくきえた)

風に溶けては　高く消えた

(ぎんいろゆれてはふたりであまがさ)

銀色　揺れては二人で雨傘

(さかみちあるいたこのときが)

坂道　歩いたこの時が

(はなれぬようながれぬよう)

離れぬよう　流れぬよう

(わすれぬように)

忘れぬように

(いまのわたしにたいせつなもの)

今のわたしに　大切なもの

(まもりたいものやゆめもきょりとじかんが)

守りたいものや夢も　距離と時間が

(けしてしまってもぎゅっと)

消してしまっても　ぎゅっと

(つよくつよくとねがいをかける)

強く強くと　願いをかける

(まわるこのそらみずいろ)

まわるこの空みずいろ

(いまもいまでもたかくたかく)

今も今でも　高く高く

(むねがふるえるあわくゆれてる)

胸がふるえる　淡く揺れてる

(まわるこのそらみずいろ)

まわるこの空みずいろ

(はなれえぬようながされぬよう)

離れえぬよう　流されぬよう

(ぎゅっと)

ぎゅっと

(いまもきこえるたかくひろがる)

今も聞こえる　高く広がる

(あわいこのそらのむこう)

淡いこの空の向こう

(かぜにゆれてはきざみこんだ)

風に揺れては　刻みこんだ