三岐鉄道三岐線 近鉄富田行き

2025年5月8日投稿
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三岐鉄道三岐線は、三重県四日市市の富田駅から三重県いなべ市の西藤原駅までを結ぶ鉄道路線です。このうち、富田駅～三岐朝明信号場間は貨物列車専用であり、旅客列車は近鉄富田駅～三岐朝明信号場間の近鉄連絡線を通り、すべて近鉄富田駅発着となっています。日本において、JR以外でセメント輸送を行っているのも三岐鉄道だけです。「三岐鉄道」という社名も三重県四日市と岐阜県大垣市上石津を経て、関ヶ原とを結ぶことを目指したことによるものでした。しかし、1937年に西藤原～関ヶ原間の免許が失効し、富田～西藤原間が建設されただけにとどまりました。旅客列車は、1時間あたり朝が3～4本、それ以外の時間帯では1～2本の運転で、近鉄富田駅～保々駅間の区間運転列車も設定されています。貨物列車が走る兼ね合いもあってパターンダイヤにはなっていません。各駅に停車する普通列車のみ設定されていますが、1989年までは急行が運転されていた実績もあります。
自転車を電車内に持ち込めるサイクルパス制度があり、近鉄富田駅以外で利用できます。大矢知駅～三里駅間は、土曜・休日の全列車と春・夏・冬の学校長期休暇期間の日中時間帯のみ利用でき、三里駅～西藤原駅間は毎日・全列車で利用できます。
使用車両は、801系・851系・101系・751系で、全て西武鉄道から譲り受けたものです。2024年に、JR東海から211系(静岡車両区所属の5000・5600番台)36両を譲り受け、このうち24両が営業用となる予定です。これにより、西武鉄道から譲り受けた車両が順次引退する予定です。851系は、まもなく引退することになっています。
背景は赤電塗装となっている801系803Fです。

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