夕日解放同盟

(てっとうのいんえいとふあんていがこのまちのぞうきにつきささって)

鉄塔の陰影と不安定が この町の臓器に突き刺さって

(ざんせつがまだらかれののうないくわだてはこのまちのぼつらく)

残雪が斑 彼の脳内 企てはこの町の没落

(うるさいこえだまれはりぼててのとどかないばしょですきにやれ)

うるさい声 黙れ張りぼて 手の届かない場所で好きにやれ

(すてみのけついねっとにせるふぃーいまだだれもみたことないてぐち)

捨て身の決意 ネットにセルフィー 未だ誰も見たことない手口

(うかされたあのねつじょうにだってこういしょうあって)

うかされたあの熱情にだって 後遺症あって

(けっこうははれのひのあさってにちぼつをまって)

決行は晴れの日の明後日 日没を待って

(ゆうひかいほうどうめいたそがれてのいろーぜ)

夕日解放同盟 黄昏てノイローゼ

(さけびはばれりーないのりはまるでさんびか)

叫びはバレリーナ 祈りはまるで讃美歌

(かなしみもちよってくべるかいがんどおりで)

悲しみ持ち寄って くべる海岸通りで

(いだいなせいしがみたいだこのしゅんかんは)

偉大な静止画みたいだこの瞬間は

(まっかにすぎさって)

真っ赤に過ぎ去って

(ぶれざーにしょうじゅうとわるあがきせつぼうのこうやにはねかざり)

ブレザーに小銃と悪足掻き 切望の荒野に羽根飾り

(すかーふにさじんをからませてにらむあしたにかざあなをえぐれ)

スカーフに砂塵を絡ませて 睨む明日に風穴をえぐれ

(どごうまじっておそうはきけへつらいとじゃくしゃくじょまみれ)

怒号交じって襲う吐き気 へつらいと弱者駆除まみれ

(がんじがらめまうきたかぜどっちにしてもこくなふぃなーれ)

雁字搦め 舞う北風 どっちにしても酷なフィナーレ

(せいらいのこびりついたしこうはなせないじじょう)

生来のこびり付いた思考 話せない事情

(どうきはそんざいしえないあのきびょうそのなはきぼう)

動機は存在し得ないあの奇病 その名は希望

(ゆうひかいほうどうめいたそがれてのいろーぜ)

夕日解放同盟 黄昏てノイローゼ

(さけびはばれりーないのりはまるでさんびか)

叫びはバレリーナ 祈りはまるで讃美歌

(かなしみもちよってくべるかいがんどおりで)

悲しみ持ち寄って くべる海岸通りで

(いだいなせいしがみたいだこのしゅんかんは)

偉大な静止画みたいだこの瞬間は

(まっかにすぎさって)

真っ赤に過ぎ去って

(れいしょうとむじかくのふううくすぶるふしんがかりたてる)

冷笑と無自覚の風雨 燻る不信が駆り立てる

(きをうかがいちんもくにやつすむくわれないれじすたんす)

機を窺い沈黙にやつす 報われないレジスタンス

(ふみにじられたきどあいらくでこのいんがはわらいとばせる)

踏みにじられた喜怒哀楽で この因果は笑い飛ばせる

(おびえたぶんのかびんさでこのふあんはさしちがえる)

怯えた分の過敏さで この不安は刺し違える

(せいじゃのこうしんだくたばれこうじつは)

聖者の行進だ くたばれ口実は

(かんじょうのこりつかくたばれそうしつかん)

感情の孤立化 くたばれ喪失感

(たそがれたってなんもないよ)

黄昏たってなんもないよ

(たそがれたってなんもないよ)

黄昏たってなんもないよ

(たそがれたってなんもないよ)

黄昏たってなんもないよ

(たそがれたってなんもないよ)

黄昏たってなんもないよ

(ゆうひかいほうどうめいたそがれてのいろーぜ)

夕日解放同盟 黄昏てノイローゼ

(さけびはばれりーないのりはまるでさんびか)

叫びはバレリーナ 祈りはまるで讃美歌

(かなしみもちよってくべるかいがんどおりで)

悲しみ持ち寄って くべる海岸通りで

(いだいなせいしがみたいだこのしゅんかんは)

偉大な静止画みたいだこの瞬間は

(まっかにすぎさって)

真っ赤に過ぎ去って