わたしは禁忌-歌詞 タイピング

(たいようがおちてくりゃいいなあまりにもさむいから)

太陽が落ちてくりゃいいな　あまりにも寒いから

(くらがりのおくはあるけないきまり)

暗がりの奥は　歩けない決まり

(いきたいばしょだっておおいがあまりにもさむいから)

行きたい場所だって多いが　あまりにも寒いから

(このまちのそとにはでれないきまりなの)

この街の外には出れない　決まりなの。

(きょうもあくびをそしゃくして)

今日も　あくびを咀嚼して

(なみだのかわいたしおあじのみちをあるいているわ)

涙の乾いた　塩味の道を歩いているわ

(けしてちかみちしないように)

決して　近道しないように

(つれていかれんぞ)

連れて行かれんぞ。

(あいつらはいつでも)

あいつらは　いつでも

(そこらで)

そこらで

(まってんだ)

待ってんだ！

(おれらのなかまになろうぜって)

「俺らの仲間になろうぜ」って

(さけぶことばおまえだけずるい)

叫ぶ　言葉　「オマエだけズルい

(かわれかわれかわれかわれ)

代われ代われ代われ代われ」

(いうにはわたしはきんきにふれたって)

言うには「私は禁忌に触れた」って

(でもさそこはうごけないほどつめたいだろ)

でもさ！　そこは動けないほど冷たいだろ？

(ざまあみろよそこからさきはふめないだろ)

ざまあみろよ！　そこから先は踏めないだろ？

(このにちじょうはわたさないわ)

この日常は　渡さないわ。

(つきがくだけちりゃいいななまりいろのまどには)

月が砕け散りゃ良いな　鉛色の窓には

(わたしのすがたはうつらないきまり)

私の姿は映らない　決まり。

(あなたのちかくだけがあたたかいままなのは)

あなたの近くだけが　暖かいままなのは

(まだわたしをわすれていないあかしなの)

まだ私を忘れていない　証なの。

(きょうもいたみをしかとして)

今日も　痛みをシカトして

(なみだのかわいたしおあじのまちでくらしているわ)

涙の乾いた塩味の街で暮らしているわ

(けっしてふれてしまわぬように)

決して　触れてしまわぬように

(つれていっちまうぞ)

連れて行っちまうぞ。

(だけどあなたがそんなかおでなくから)

だけどあなたがそんな顔で泣くから。

(こえが)

声が

(なってんだおまえのなかまにしようぜって)

鳴ってんだ「お前の仲間にしようぜ」って

(さけぶ)

叫ぶ

(ことば)

言葉

(がまんはむりだろ)

「ガマンは無理だろ

(さわれさわれさわれさわれ)

触れ触れ触れ触れ」

(いうにはわたしはきんきそのものだって)

言うには「私は禁忌そのものだ」って

(でもさそこはおしいほどにあたたかいだろ)

でもさ、そこは　惜しいほどに暖かいだろ。

(あなただけは)

あなた　だけは

(まもらなくちゃいみがないだろ)

守らなくちゃ、意味がないだろ

(こんなさむさが)

こんな寒さが

(なんだってんだよ)

何だってんだよ！

(ゆうれいがしあわせのなかにいようなんて)

幽霊が　幸せの中に居ようなんて

(ばかだ)

馬鹿だ

(ばかだ)

馬鹿だ？

(だとしたらなんだ)

だとしたら何だ

(だまれだまれだまれだまれ)

黙れ黙れ黙れ黙れ！

(いうにはわたしはきんきにふれたって)

言うには「私は禁忌に狂れた」って

(でもさここはうごけないほどつめたいから)

でもさ、ここは動けないほど冷たいから

(どうかここでわたしにあうのはやめてほしい)

どうか　ここで私に会うのはやめてほしい。

(ああ)

ああ、

(さむいな)

寒いな。