ソラノヒ

(あたりまえがつづくのがあたりまえだった)

当たり前が続くのが当たり前だった

(たいせつなこともひともひびも)

大切なことも人も日々も

(たいせつってきづけないんだ)

大切って気付けないんだ

(くうせきになってからはじめてきづいたんだ)

空席になってから初めて気付いたんだ

(あえるあえないとかのそうぞうすらしなかった)

会える会えないとかの想像すらしなかった

(とつぜんはなればなれなんて)

突然離れ離れなんて

(まだもっとやりたいことあったなあ)

まだもっとやりたいことあったなあ

(いままでなんぜんなんまんかいといわれてきた)

今まで何千何万回と言われてきた

(たいせつなものはのことばだってあとのまつり)

「大切なものは」の言葉だって後の祭り

(さんさんはれたときにひとり)

燦々　晴れたときに一人

(かさをさしてあるいた)

傘を差して歩いた

(まぶしすぎたそらのひ)

眩し過ぎた空の日

(ともだちとかせけんがいうあたりまえってのに)

友達とか世間が言う当たり前ってのに

(あてはまらずすごしてきたけど)

当てはまらず過ごしてきたけど

(いつかむくわれるのかな)

いつか報われるのかな

(くろうしたぶんだけむくわれるってそれいつ)

「苦労した分だけ報われる」ってそれいつ？

(ぶかつもべんきょうもかじとばいとでとけてく)

部活も勉強も家事とバイトで溶けてく

(まどにあたるあめのおとで)

窓に当たる雨の音で

(すみきったそらをおもいだした)

澄み切った空を思い出した

(いままでなんぜんなんまんかいこがれてきた)

今まで何千何万回　焦がれてきた

(あたりまえのかんかくかんきょうだってひとによるわ)

当たり前の感覚　環境だって人によるわ

(さんさんあめのなかでひとりかさもささずあるいた)

潸々　雨の中で一人傘も差さず歩いた

(ひとりじゃないひとりじゃない)

一人じゃない　独りじゃない

(どうしたってもういやだって)

どうしたってもう嫌だって

(こともあるときもある)

こともある　ときもある

(いっそぜんぶなげだしちゃいたい)

いっそ全部投げだしちゃいたい

(どうせあめふるなら)

どうせ雨降るなら

(こころもあらいながしてよ)

心も洗い流してよ

(これからなんぜんなんまんかいあめがふって)

これから何千何万回　雨が降って

(そのたびはれてくれときっとのぞむのだろう)

そのたび晴れてくれときっと望むのだろう

(さんさんはれがつづいてちょっぴり)

燦々　晴れが続いてちょっぴり

(あめがこいしくもなったり)

雨が恋しくもなったり

(どれだけさんざんなことつづいてたって)

どれだけ散々なこと続いてたって

(やまないあめはないのことばしんじてみたいんだ)

「止まない雨はない」の言葉　信じてみたいんだ

(あしたはれたらそれでいいから)

明日晴れたらそれでいいから

(みのがさないようかおあげて)

見逃さないよう顔上げて

(いちばんみたいそらのひ)

一番見たいソラノヒ