風の強い日

(けーきやのまえをとおりながら)

ケーキ屋の前を通りながら

(あなたといったばしょをおもいかえしてみる)

あなたと行った場所を思い返してみる

(あめあがりかぜのつよいひ)

雨上がり 風の強い日

(ずっといっしょにいられるなんておもってないけど)

ずっと一緒にいられるなんて思ってないけど

(ほんとうにおわりがくるともおもってもいなかったんだよ)

本当に終わりが来るとも思ってもいなかったんだよ

(こうえんのかどのさくらのきがきれいだねってあなたにいいたくなる)

公園の角の桜の木が綺麗だねってあなたに言いたくなる

(ああそうかもうあえないんだった)

ああそうか もう会えないんだった

(あなたをおもうたびにこころがくるしくなるよ)

あなたを想う度に心が苦しくなるよ

(あなたをおもいだすたびにこころがわれそうになんだよ)

あなたを思い出す度に心が割れそうになんだよ

(このまちのどっかであなたはいきをしている)

この街のどっかであなたは息をしている

(それがうれしいのかかなしいのかなみだがでるよ)

それが嬉しいのか悲しいのか涙が出るよ

(どんなになやんでもこたえはひとつ)

どんなに悩んでも答えはひとつ

(あすふぁるとにはみずたまりが)

アスファルトには水たまりが

(ゆがんだぼくとあおぞらをうつしだしてる)

歪んだ僕と青空を映し出してる

(ふみつけてみないふりをした)

踏みつけて見ないフリをした

(あなたのおもうようなひとにはなれなかったよ)

あなたの思うような人にはなれなかったよ

(あなたがおもうよりずっとかわろうとしていたんだよ)

あなたが思うよりずっと変わろうとしていたんだよ

(たりなかったのはそうふあんをふきとばすほどの)

足りなかったのはそう不安を吹き飛ばす程の

(ぼくのやさしさかつよさかあなたへのおもいか)

僕の優しさか強さかあなたへの想いか

(それともよわさをみせられるゆうきかな)

それとも弱さを見せられる勇気かな

(あんなによわいあめでさくらはちってしまうんだね)

あんなに弱い雨で桜は散ってしまうんだね

(ぬれたはなびらをてにとってごめんねごめんね)

濡れた花びらを手に取って ごめんね ごめんね

(あなたをおもうたびにこころがくるしくなるよ)

あなたを想う度に心が苦しくなるよ

(あなたをおもうたびにこころがわれそうになんだよ)

あなたを想う度に心が割れそうになんだよ

(このまちのどっかであなたはいきをしている)

この街のどっかであなたは息をしている

(それがうれしいのかかなしいのかなみだがでるよ)

それが嬉しいのか悲しいのか涙が出るよ

(どんなになやんでもこたえはひとつ)

どんなに悩んでも答えはひとつ

(それでもいつかあるきだして)

それでもいつか歩き出して

(またおなじようにだれかをすきになるのかな)

また同じように誰かを好きになるのかな

(もうすこしここにいるよ)

もう少しここにいるよ