余白
関連タイピング
歌詞(問題文)
(せかいはたんじゅんなしかけで)
世界は単純な仕掛けで
(くずれさるようなもんじゃないが)
崩れ去るようなもんじゃないが
(このてのひらがふれたひとひらで)
この掌が触れた一片で
(くるいだしたじごくもあった)
狂い出した地獄もあった
(けどそうしつはいみというたましいを)
けど、喪失は意味という魂を
(0と0はたばねてむげんをえがきはじめた)
0と0は束ねて無限を描き始めた
(あつくはらすめは)
厚く腫らす目は
(こうかいのおくをみすえていた)
後悔の奥を見据えていた
(あめがふりやんでほらしあわせ)
「雨が降り止んでほら、幸せ」
(じゃないよずぶぬれのてで)
じゃないよ、ずぶ濡れの手で
(なにをえらぶ?)
何を選ぶ?
(ありあまるしろだっしょくされた)
有り余る白、脱色された
(さまざまなにぶいどろが)
さまざまな鈍い泥が
(あめにながれてもういちどとけて)
雨に流れてもう一度解けて
(まざりあったら)
混ざり合ったら
(うざったいひかりさえすいこんで)
うざったい光さえ吸い込んで
(なおきよくきよくきよく!)
なお清く、清く、清く!
(すべてもやしつくしたあとのはいもそめる)
全て燃やし尽くした後の灰も染める
(くろをすきまにおいていく)
黒を隙間に置いていく
(きみもぼくもきずついたままで)
君も僕も、傷ついたままで
(となりあうことをえらんでみたい)
隣り合うことを選んでみたい
(しもやけたゆびがきれていくように)
霜焼けた指が切れていくように
(たましいのかせはいつもひそやかにこぼれる)
魂の枷はいつも密やかに毀れる
(ゆうきてきでふぞろいなりずむは)
有機的で不揃いなリズムは
(むけいのしょうどうをかんじょうにかえた)
無形の衝動を感情に変えた
(ころがりおちたほしがなおまわるように)
転がり落ちた星がなお廻るように
(のぞまぬつばさでとびだれかをすくうように)
望まぬ翼で飛び誰かを救うように
(くだけたむねもどよめくかぎり)
砕けた胸も、響動めく限り
(そのきゅうふにはいつでもしがあった)
その休符にはいつでも詩があった
(ことばにすがたがなくてよかった)
言葉に姿がなくて良かった
(でなければきみにとどかなかった)
でなければ君に届かなかった
(めをこらしてみるくらいみらいじゃ)
目を凝らして見る暗い未来じゃ
(このこだまはけっしてうつせない)
このこだまは決して映せない
(ぬぐうなみだのかわかぬてのひら)
拭う涙の渇かぬ掌
(ぬかるみにつかるりょうあしで)
泥濘に浸かる両足で
(せんのよるをこえたそのゆくすえに)
千の夜を超えた、その行く末に
(どこへむかう?)
どこへ向かう?
(ありあまる)
有り余る
(ありあまるしろだっしょくされた)
有り余る白、脱色された
(ばらばらなこきゅうこどうが)
ばらばらな呼吸鼓動が
(とおくはなれてもなんどでも)
遠く離れても、何度でも
(またそめていくいろを)
また染めていく色を、
(うざったいひかりにさえふみこんで)
うざったい光にさえ踏み込んで
(なおつよくつよくつよく!)
なお強く、強く、強く!
(すべてからしつくしたあともけしてきえぬ)
全て枯らし尽くした後も決して消えぬ
(くろをゆうきとよんでいく)
黒を勇気と呼んでいく
(きみもぼくもきずついたままで)
君も僕も、傷ついたままで
(わらいあうためにすすんでいたい)
笑い合う為に進んでいたい
(ついにさいごのくさりさえちぎった)
竟に最後の鎖さえ千切った
(このあしをとめるきはないの)
この足を止める気はないの