一閃

(いのちはどこでうまれだれのあいずで)

生命は何処で生まれ　誰の合図で

(ぼくらこのばしょにおとされたのか)

僕らこの場所に落とされたのか

(そうやくめもしらずにあたえられたからだ)

そう　役目も知らずに　与えられた身体

(あやつるだけのひびをいきて)

操るだけの日々を　生きて

(かしかされたげんじつはわずかなきぼうさえも)

可視化された現実は　僅かな希望さえも

(かきけしてあざわらう)

かき消して嘲笑う

(たたかうすべわかっているのに)

戦う術　分かっているのに

(むりょくなじぶんまであばいてく)

無力な自分まで暴いてく

(このてににぎりしめたままでふるえないかたな)

この手に握りしめたままで　振るえないカタナ

(とまどいをたちきれないのならば)

戸惑いを断ち切れないのならば

(ぼくはどこにむかってはしっても)

僕はどこに向かって走っても

(こたえなんてみえないきりはふかくなる)

答えなんて見えない　霧は深くなる

(だれにもしられないようにやみよにみをかくして)

誰にも知られないように　闇夜に身を隠して

(かわしたやくそくなどひとつもなくても)

交わした約束など　一つもなくても

(ながしたなみだがみちびくままに)

流した涙が導くままに

(もうにどとはもどれない)

“もう二度とは戻れない”

(あたまのなかひびいてかみしめるようにあけたとびら)

頭の中響いて　噛み締めるように開けた扉

(さしだされたうんめいがあきらめうながすように)

差し出された運命が　諦め促すように

(ぜつぼうにまみれても)

絶望に塗れても

(きみのめにやどったひかりがあたらしいかのうせいをてらしていく)

君の瞳に宿った光が　新しい可能性を照らしていく

(こころのそこにといかけてえらんだいばしょは)

心の底に問いかけて　選んだ居場所は

(ぼくがいままもるべきもののすべて)

僕がいま守るべきものの全て

(だれにゆるされなくともあのひきみにちかった)

誰に許されなくとも　あの日君に誓った

(ひとりじゃないんだ)

ひとりじゃないんだ

(ふたつのかげがのびていくいっせんのかがやきから)

ふたつの影が伸びていく　一閃の輝きから

(はてのないたびじをぼくらきっとこえていけるよ)

果てのない旅路を　僕らきっと越えていけるよ

(このてにたくされたねがいをときはなつかたな)

この手に託された願いを　解き放つカタナ

(ぼくがいままもるべきもののために)

僕がいま守るべきものの為に

(だれにゆるされなくともあのひきみにちかった)

誰に許されなくとも　あの日君に誓った

(ひとりじゃないんだ)

ひとりじゃないんだ

(まよいきりさいてやきつけようまばゆいみらいを)

迷い切り裂いて焼き付けよう　眩い未来を

(ふたつのかげがのびていくいっせんのかがやきから)

ふたつの影が伸びていく　一閃の輝きから