セントセンソリー

(とおりいっぺんわたしにたきつけて)

通りいっぺん私に焚きつけて

(みらいひらいゆめみたざんえい)

未来 飛来 夢見た残影

(まざりあっていたことばのやさき)

混ざり合っていた言葉の矢先

(さがしてくれたら１００えんあげるよ)

探してくれたら100円あげるよ

(もういっぺんわたしにひをつけて)

もういっぺん私に火をつけて

(みらいきたいゆめみてばんねん)

未来 期待 夢見て晩年

(まざりあってあわになってないた)

混ざり合って泡になって泣いた

(かさがないひにかぎってあめ)

傘が無い日に限って雨

(とおりさったとりはもどらないよ)

通り去った鳥は戻らないよ

(あとすらにごしたまんま)

跡すら濁したまんま

(にどとひととあわなきゃいいの)

二度と人と会わなきゃ良いの

(にがてなｚｉｐのかげがとりかこむ)

苦手な.zipの影が取り囲む

(もういっぺんはーとにひをつけて)

もういっぺんハートに火をつけて

(あついついてないなああもう)

熱い ついてないな ああ もう

(できんことややわかってきた)

出来んこと やや分かってきた

(かきかきどうぶんかきにとうぶん)

下記下記同文 柿二等分

(おとななってかきがたべられるように)

大人成って牡蠣が食べられるように

(ちくちくこうぶんしくこうぶん)

ちくちく構文 四苦後文

(ちりたいぼくはめしをくうぐう)

散りたい僕は飯を食うぐう

(まざりあってかわりあっていた)

混ざり合ってかわりあっていた

(あんなにふつうのことが)

あんなに普通のことが

(とおくからみるときれいでないた)

遠くから見ると綺麗で泣いた

(あなたがなまえをよんだって)

あなたが名前を呼んだって

(だれもしるよしもないのに)

誰も知る由もないのに

(ゆうげんはくあのせんそりー)

幽玄白亜のセンソリー

(いたいけなひびのびじょん)

幼気な「罅」のビジョン

(ゆかしたからのはいかっと)

床下からのハイカット

(にどとききたくないききたくないききたくない)

二度と聞きたくない聞きたくない聞きたくない...

(やるせねーかおでわらって)

やるせねー顔で笑って

(いないないないないないない)

いないないな いないないない

(こころがうたをうたったって)

心が歌を歌ったって

(だれもしるよしもないのに)

誰も知る由もないのに

(あなたとつながるせんそりー)

あなたと繋がるセンソリー

(いたいけなぼくのびじょん)

幼気な「僕」のビジョン

(からまるせんをなげいたって)

絡まる線を嘆いたって

(だれもきょうみはないでしょう)

誰も興味はないでしょう?

(くったくのないかおでわらって)

屈託のない顔で笑って

(いないないないないないない)

いないないな いないないない!

(さよならじゃあねといかないで)

「さよならじゃあね」と行かないで

(さよならもなしにちらないでだってだってだって)

さよならも無しに散らないで だってだってだって

(さよならじゃあねといかないで)

「さよならじゃあね」と行かないで

(いっかいきりでおわんないでだってだってだって)

一回きりで終わんないで だってだってだって

(しろいぶきようなとうが)

「白い不器用な塔が、

(そらにむかってのびていくのをながめているあいだに)

空に向かって伸びていくのを眺めている間に、

(みんなどこかにいってしまったようです)

みんな、どこかに行ってしまったようです」

(さかだつこころをすながなでおろしたあのかんかくを)

「逆立つ心を、砂が撫で下ろしたあの感覚を、

(ぼくはいっしょうわすれないでしょう)

僕は、一生忘れないでしょう」