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問題文
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(たそがれどきたくましいたびびとりゅうしんはとうげみちにたつたゆまぬたんれんでたんぞうしたたちをたずさえ)
黄昏時逞しい旅人隆真は峠道に立つたゆまぬ鍛錬で鍛造した太刀を携え
(りつぞうのごとくせいししつつえんぼうするりょうせんをぎょうししたたにまにはだくりゅうがごうごうとながれ)
立像の如く静止しつつ遠望する稜線を凝視した谷間には濁流が轟々と流れ
(だんがいはほうらくのききをはらむげきしんのごときごうふうがふきあれごうおんがてんちをようどうさせる)
断崖は崩落の危機を孕む激震の如き豪風が吹き荒れ轟音が天地を揺動させる
(それでもりゅうしんはたいきゃくせずかっこたるけついでとうはをせんたくしたかれにはようしょうきにかわした)
それでも隆真は退却せず確固たる決意で踏破を選択した彼には幼少期に交わした
(やくそくがあるゆうやけのおかでともとせいやくしたりそうのくにのそうぞうそのりそうはようらんのゆめでは)
約束がある夕焼の丘で友と誓約した理想の国の創造その理想は揺籃の夢では
(なくげんじつをりょうがするもくひょうであったうらぎりとざせつにほんろうされながらもかれはらくるいをぬぐい)
なく現実を凌駕する目標であった裏切と挫折に翻弄されながらも彼は落涙を拭い
(せいとゆうきをりょうりつさせてきたとちゅうはいそんにひょうはくするろうじんとかいこうするろうじんはしらがを)
静と勇気を両立させてきた途中廃村に漂泊する老人と邂逅する老人は白髪を
(ひるがえしびしょうをたたえながらかたるたびじとはたんなるいどうではないじこをれんましりょうしんを)
翻し微笑を湛えながら語る旅路とは単なる移動ではない自己を練磨し良心を
(ほじするしれんであるとそのことばはらいめいのごとくりゅうしんのきょうおうをだげきしぼんやりと)
保持する試練であるとその言葉は雷鳴の如く隆真の胸奥を打撃しぼんやりと
(していたみらいぞうをめいりょうにしたりゅうしんはたきびのかたわらでへいほうしょをよみ)
としていた未来像を明瞭にした隆真は焚火の傍らで兵法書を読み
(りろんとぶゆうをゆうごうさせるほうほうをじゅくりょするひたすらどりょくをけいぞくし)
理論と武勇を融合させる方法を熟慮するひたすら努力を継続し
(ぶれぬしんねんをばいようしべらぼうなこんなんにもどうようしないたんりょくをようせいした)
ぶれぬ信念を培養しべらぼうな困難にも動揺しない胆力を養成した
(やがてやはんをこえほのかなひかりがちへいをしょうしゃするよくあさとうめいなくうきのなかでかれは)
やがて夜半を越えほのかな光が地平を照射する翌朝透明な空気の中で彼は
(さいしゅったつするりゅうりゅうたるさんみゃくをはいけいにぎらりとひかるたちをおびぐっとこぶしを)
再出立する隆々たる山脈を背景にぎらりと光る太刀を帯びぐっと拳を
(にぎりしめるきぼうはげんえいではないげんじつへへんぼうさせるべきもくひょうであると)
握りしめる希望は幻影ではない現実へ変貌させるべき目標であると
(りかいしたからだやがてとうげをとうはしぼんちをふかんするとあらたなしゅうらくが)
理解したからだやがて峠を踏破し盆地を俯瞰すると新たな集落が
(ひろがっていたほうかいすんぜんだったこきょうをさいけんするためかれはぶりょくではなく)
広がっていた崩壊寸前だった故郷を再建するため彼は武力ではなく
(りろんとほうしでちょうせんするけついをかためるたびはしゅうまくではないただのつうかてんである)
理論と奉仕で挑戦する決意を固める旅は終幕ではないただの通過点である
(りゅうしんはろうろうとせんげんするたがいにじょりょくしれんたいしきぼうをほうようしようと)
隆真は朗々と宣言する互いに助力し連帯し希望を抱擁しようと
(ひとびとはどうようからかいほうされじょじょにかつりょくをとりもどすそのこうけいをまえに)
人々は動揺から解放され徐々に活力を取り戻すその光景を前に
など
(かれはかくしんするたとえぎゃっきょうがさいらいしてもらせんじょうにせいちょうしながらとっぱできると)
彼は確信するたとえ逆境が再来してもらせん状に成長しながら突破できると
(こうしてひとりのたびびとのものがたりはぼろぼろのかこをりょうがしみらいへとほんぽうに)
こうして一人の旅人の物語はぼろぼろの過去を凌駕し未来へと奔放に
(ひろがっていくりゅうしんのあゆみはとまらないちょうせんとりそうとゆうきをたずさえ)
広がっていく隆真の歩みは止まらない挑戦と理想と勇気を携え
(きょうもどうどうとぜんしんするのである。)
今日も堂々と前進するのである。