長文練習16!
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問題文
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(あめがふりそうなそらのした、)
雨が降りそうな空の下、
(わたしはいそぎあしでかえりみちをあるいていた。)
私は急ぎ足で帰り道を歩いていた。
(きょうはなぜか、いつもよりまわりのおとがちいさくかんじる。)
今日はなぜか、いつもより周りの音が小さく感じる。
(しんごうをわたろうとしたとき、)
信号を渡ろうとしたとき、
(ふとよこをみるとふるいでんわぼっくすがあった。)
ふと横を見ると古い電話ボックスがあった。
(このあたりにこんなものがあっただろうか。)
この辺りにこんなものがあっただろうか。
(すこしきになってちかづいてみる。)
少し気になって近づいてみる。
(がらすはすこしくもっていて、なかのようすがぼんやりとしかみえない。)
ガラスは少しくもっていて、中の様子がぼんやりとしか見えない。
(どあにてをかけると、ふしぎとつめたさをかんじた。)
ドアに手をかけると、不思議と冷たさを感じた。
(ゆっくりあけると、なかにはくろいでんわがいちだいだけおかれている。)
ゆっくり開けると、中には黒い電話が一台だけ置かれている。
(そのしゅんかん、とつぜんべるがなりひびいた。)
その瞬間、突然ベルが鳴り響いた。
(しずかなくうきをきりさくようなおとに、わたしはおもわずかたをふるわせた。)
静かな空気を切り裂くような音に、私は思わず肩を震わせた。
(でるべきかまよったが、なぜかむししてはいけないきがした。)
出るべきか迷ったが、なぜか無視してはいけない気がした。
(わたしはじゅわきをてにとり、みみにあてる。)
私は受話器を手に取り、耳に当てる。
(「もしもし」)
「もしもし」
(すこしのちんもくのあと、ちいさなこえがきこえてきた。)
少しの沈黙のあと、小さな声が聞こえてきた。
(「それ、いまのあなたですよね」)
「それ、今のあなたですよね」
(いみがわからず、わたしはことばにつまる。)
意味がわからず、私は言葉に詰まる。
(「あとすこしだけ、きをつけてください」)
「あと少しだけ、気をつけてください」
(それだけいうと、でんわはきれてしまった。)
それだけ言うと、電話は切れてしまった。
など
(じゅわきをもどしたあとも、しばらくうごけなかった。)
受話器を戻したあとも、しばらく動けなかった。
(いまのはだれだったのか。どういういみなのか。)
今のは誰だったのか。どういう意味なのか。
(そとにでると、ちょうどあめがふりはじめた。)
外に出ると、ちょうど雨が振り始めた。
(ぽつり、ぽつりとじめんにおちていく。)
ぽつり、ぽつりと地面に落ちていく。
(そのままあるきだしたとき、うしろからじてんしゃがいきおいよくとおりすぎた。)
そのまま歩き出したとき、後ろから自転車が勢いよく通り過ぎた。
(ほんのすこしたいみんぐがずれていたら、ぶつかっていたかもしれない。)
ほんの少しタイミングがずれていたら、ぶつかっていたかもしれない。
(さっきのでんわのことばがあたまにうかぶ。)
さっきの電話の言葉が頭に浮かぶ。
(「あとすこしだけ、きをつけてください」)
「あと少しだけ、気をつけてください」
(ふりかえってでんわぼっくすをみると、そこにはもうなにもなかった。)
振り返って電話ボックスを見ると、そこにはもう何もなかった。
(まるでさいしょからそんざいしていなかったかのように。)
まるで最初から存在していなかったかのように。
(わたしはすこしだけたちどまり、ふかくいきをついた。)
私は少しだけ立ち止まり、深く息をついた。
(あのでんわは、ただのぐうぜんだったのだろうか。)
あの電話は、ただの偶然だったのだろうか。
(それとも。)
それとも。
(あまおとだけが、しずかにこたえのないままひびいていた。)
雨音だけが、静かに答えのないまま響いていた。