小説長文8! 第六話
恋愛小説系です!「君と隣で見る世界」第六話
小説なので、全然見るだけでもだいじょぶですっ!
画像協力者:AI(光の演出、衣装)
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問題文
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(ぶんかさいがおわってしばらくすると、つぎはたいいくさいのきせつになった。)
文化祭が終わってしばらくすると、次は体育祭の季節になった。
(あさのほーむるーむでしゅもくがはっぴょうされ、)
朝のホームルームで種目が発表され、
(わたしはくらすたいこうりれーにでるるいのなまえをみつけた。)
私はクラス対抗リレーに出るルイの名前を見つけた。
(「るいくん、りれーでるんだ。」)
「ルイくん、リレー出るんだ。」
(「うん。うんどうならまかせて。」)
「うん。運動なら任せて。」
(「じしんまんまんじゃん。」)
「自信満々じゃん。」
(「ももはなににでるの?」)
「モモは何に出るの?」
(「わたしはかりものきょうそう。」)
「私は借り物競走。」
(「それ、おもしろそう。」)
「それ、面白そう。」
(わらいあう。)
笑い合う。
(それだけで、ぶんかさいのときとはすこしちがうどきどきをかんじた。)
それだけで、文化祭の時とは少し違うドキドキを感じた。
(たいいくさいとうじつ。)
体育祭当日。
(あさからこうていはたくさんのせいとでにぎわっていた。)
朝から校庭はたくさんの生徒で賑わっていた。
(わたしはじぶんのきょうぎをおえると、いそいでるいのいるおうえんせきへむかった。)
私は自分の競技を終えると、急いでルイのいる応援席へ向かった。
(「つぎ、るいくんのりれーだよ。」)
「次、ルイくんのリレーだよ。」
(「え、ほんとう?」)
「え、本当?」
(ともだちにいわれ、わたしはあわててたちあがった。)
友達に言われ、私は慌てて立ち上がった。
(すたーとのあいずがなる。)
スタートの合図が鳴る。
(るいがいきおいよくはしりだした。)
ルイが勢いよく走り出した。
(きんいろのかみがかぜになびき、どんどんまえのせんしゅをおいぬいていく。)
金色の髪が風になびき、どんどん前の選手を追い抜いていく。
など
(「るい、がんばって!」)
「ルイ、頑張って!」
(きづけばわたしは、おおきなこえでさけんでいた。)
気づけば私は、大きな声で叫んでいた。
(さいごのちょくせんで、るいがいっきにかそくする。)
最後の直線で、ルイが一気に加速する。
(そのままくらすをいちいへみちびいた。)
そのままクラスを一位へ導いた。
(ごーるしたるいが、まっさきにこちらをみる。)
ゴールしたルイが、真っ先にこちらを見る。
(そしてわらった。)
そして笑った。
(わたしはおもわずむねにてをあてた。)
私は思わず胸に手を当てた。
(どうしてだろう。)
どうしてだろう。
(めがあっただけなのに、こんなにうれしい。)
目が合っただけなのに、こんなに嬉しい。
(きょうぎがおわったあと、るいがこちらへあるいてきた。)
競技が終わった後、ルイがこちらへ歩いてきた。
(「もも、おうえんしてくれてたよね。」)
「モモ、応援してくれてたよね。」
(「う、うん。」)
「う、うん。」
(「ちゃんときこえた。」)
「ちゃんと聞こえた。」
(「はずかしい......。」)
「恥ずかしい......。」
(わたしがうつむくと、るいがわらう。)
私が俯くと、ルイが笑う。
(「うれしかったよ。」)
「嬉しかったよ。」
(まただ。)
まただ。
(るいはときどき、わたしをかんたんにどきどきさせることをいう。)
ルイは時々、私を簡単にドキドキさせることを言う。
(「もものかりものきょうそう、つぎじゃん。」)
「モモの借り物競走、次じゃん。」
(「そうだった!」)
「そうだった!」
(「がんばって。」)
「頑張って。」
(「うん!」)
「うん!」
(わたしもきょうぎへむかった。)
私も競技へ向かった。
(すたーとしてかーどをひく。)
スタートしてカードを引く。
(そこには「たいせつなひと」とかかれていた。)
そこには「大切な人」と書かれていた。
(「......たいせつなひと?」)
「......大切な人?」
(おもわずかたまる。)
思わず固まる。
(だれをつれていけばいいのかわからない。)
誰を連れていけばいいのか分からない。
(そのとき、とおくにるいがみえた。)
その時、遠くにルイが見えた。
(むねがおおきくなる。)
胸が大きく鳴る。
(でも、いまのわたしには「たいせつなひと」といえるほどのゆうきはなかった。)
でも、今の私には「大切な人」と言えるほどの勇気はなかった。
(けっきょく、わたしはせんせいをつれてごーるした。)
結局、私は先生を連れてゴールした。
(「せんせいでもいいんだ?」)
「先生でもいいんだ?」
(「た、たぶん!」)
「た、多分!」
(みんながわらう。)
みんなが笑う。
(すこしはずかしかったけれど、るいもわらっていた。)
少し恥ずかしかったけれど、ルイも笑っていた。
(「ももらしいね。」)
「モモらしいね。」
(「どういういみ?」)
「どういう意味?」
(「なんとなく。」)
「なんとなく。」
(たいいくさいがおわり、ゆうがたのこうていはすこししずかになっていた。)
体育祭が終わり、夕方の校庭は少し静かになっていた。
(「きょうはたのしかったね。」)
「今日は楽しかったね。」
(るいがいう。)
ルイが言う。
(「うん。」)
「うん。」
(「らいねんもいっしょにでたいな。」)
「来年も一緒に出たいな。」
(「......うん。」)
「......うん。」
(わたしはわらった。)
私は笑った。
(でも、こころのなかではべつのことをかんがえていた。)
でも、心の中では別のことを考えていた。
(らいねんも、さらいねんも。)
来年も、再来年も。
(できるならずっと、るいのとなりにいたい。)
できるならずっと、ルイの隣にいたい。
(そのためにも。)
そのためにも。
(いつか、このきもちをちゃんとつたえたい。)
いつか、この気持ちをちゃんと伝えたい。
(ゆうやけのこうていをあるきながら、わたしはそうきめた。)
夕焼けの校庭を歩きながら、私はそう決めた。