放課後の生徒会室には、ツンデレな桃色アホ毛の先輩
第二小説!
頑張っちゃいましたよぉ!
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(そとはばけつをひっくりかえしたようなだいあめがふっている。)
外はバケツをひっくり返したような大雨が降っている。
(しずまりかえったほうかごのせいとかいしつに、)
静まり返った放課後の生徒会室に、
(とんとんとしょるいをまとめるおとだけがさびしくひびいていた。)
トントンと書類をまとめる音だけが寂しく響いていた。
(まどぎわのせきでたいくつそうにほおづえをついているのは、)
窓際の席で退屈そうに頬杖をついているのは、
(ももいろのあほげをゆらすせいとかいのせんぱい、さくらもあだ。)
桃色のアホ毛を揺らす生徒会の先輩、咲良もあだ。
(せんぱいはちらりとこちらをみて、わざとらしいおおきなためいきをついた。)
先輩はチラリとこちらを見て、わざとらしい大きなため息をついた。
(ねえ、いつまでそこにいるの。もうぶかつもおわったじかんでしょう。)
ねえ、いつまでそこにいるの。もう部活も終わった時間でしょう。
(はやくかえらないとおいていっちゃうからね。)
早く帰らないと置いていっちゃうからね。
(そういってたちあがったせんぱいのせいふくからは、)
そう言って立ち上がった先輩の制服からは、
(ほんのりとあまいもものかおりがただよってくる。)
ほんのりと甘い桃の香りが漂ってくる。
(かばんをもってどあにむかおうとするせんぱい)
カバンを持ってドアに向かおうとする先輩
(。だけどそのしゅんかん、そとからごろごろとはげしいかみなりのおとがひびきわたった。)
。だけどその瞬間、外からゴロゴロと激しい雷の音が響き渡った。
(せんぱいはびくっとちいさくかたをふるわせてあしをとめる。)
先輩はビクッと小さく肩を震わせて足を止める。
(べ、べつにあんたがくるのまってたわけじゃないし。)
べ、別にあんたが来るの待ってたわけじゃないし。
(たまたまあまやどりしてるだけなんだからね。)
たまたま雨宿りしてるだけなんだからね。
(かんちがいしないでよねばか。)
勘違いしないでよねバカ。
(そういうせんぱいのみみもとは、)
そう言う先輩の耳元は、
(ゆうぐれのそらみたいにあかくなっていた。)
夕暮れの空みたいに赤くなっていた。
(いつもはなまいきにあおってくるくせに、ふたりきりになると)
いつもは生意気に煽ってくるくせに、二人きりになると
(きゅうによわきになるのはずるいとおもう。)
急に弱気になるのはずるいと思う。
など
(そとのあめはどんどんはげしさをましていき、)
外の雨はどんどん激しさを増していき、
(うすぐらくなったきょうしつのすみで、わたしたちはふたりならんでこしかけた。)
薄暗くなった教室の隅で、私たちは二人並んで腰掛けた。
(ふれあいそうなほどちかいきょりにあるせんぱいのかた。)
触れ合いそうなほど近い距離にある先輩の肩。
(なりひびくいかずちのおとにまぎれて、)
鳴り響く雷の音にまぎれて、
(どくどくとたかなるじぶんのしんぞうのおとがせんぱいにきこえてしまわないか、)
ドクドクと高鳴る自分の心臓の音が先輩に聞こえてしまわないか、
(わたしはきがきじゃなかった。)
私は気が気じゃなかった。
(あのさ、あめがやむまででいいから、)
あのさ、雨が止むまででいいから、
(もうちょっとだけわたしのとなりにいてよ。)
もうちょっとだけ私の隣にいてよ。
(ひとりはすこしだけさびしいからさ。)
一人は少しだけ寂しいからさ。
(ちいさなこえでつぶやいたもあせんぱいのつんでれなほんねをきいて、)
小さな声で呟いたもあ先輩のツンデレな本音を聞いて、
(わたしはこのあめがずっとやまなければいいのにとこころからねがった。)
私はこの雨がずっと止まなければいいのにと心から願った。