労災保険
問題文
(ろうどうほけんとはろうどうしゃさいがいほしょうほけん(いっぱんに「ろうさいほけん」といいます。)と)
労働保険とは労働者災害補償保険(一般に「労災保険」といいます。) と
(こようほけんとをそうしょうしたことばです。)
雇用保険とを総称した言葉です。
(ほけんきゅうふはりょうほけんせいどでべっこにおこなわれていますが、ほけんりょうののうふなどについ)
保険給付は両保険制度で別個に行われていますが、保険料の納付等につい
(てはいったいのものとしてとりあつかわれています。)
ては一体のものとして取り扱われています。
(ろうどうしゃ(ぱーとたいまー、あるばいとふくむ)をひとりでもこようしていれば、ごう)
労働者(パートタイマー、アルバイト含む)を一人でも雇用していれば、業
(たねきぼのいかんをとわずろうどうほけんのてきようじぎょうとなり、じぎょうぬしはせいりつ(かにゅう))
種・規模の如何を問わず労働保険の適用事業となり、事業主は成立(加入)
(てつづきをおこない、ろうどうほけんりょうをのうふしなければなりません(のうりんすいさんのいちぶの)
手続を行い、労働保険料を納付しなければなりません(農林水産の一部の
(じぎょうはのぞきます。)。)
事業は除きます。)。
(このろうどうほけんせいどは、しょうわ50ねんにぜんめんてきようとなってからすでに45ねんあまりをけい)
この労働保険制度は、昭和50年に全面適用となってから既に45年余りを経
(すごし、そのあいだにてきようじぎょうすうはちゃくじつにぞうかし、)
過し、その間に適用事業数は着実に増加し、令和元年度末現在で約330万
(じぎょうにたっしていますが、げんざいにおいてもなおそうとうすうのみてつづきじぎょうがそんざいし)
事業に達していますが、現在においてもなお相当数の未手続事業が存在し
(ているとみられ、このことは、ろうどうほけんせいどのけんぜんなうんえい、ひようのこうへいふ)
ているとみられ、このことは、労働保険制度の健全な運営、費用の公平負
(にない、ろうどうしゃのふくしのこうじょうなどのかんてんからきわめてじゅうようなかだいとなっており、はや)
担、労働者の福祉の向上等の観点から極めて重要な課題となっており、早
(きゅうなみてつづきじぎょうのかいしょうがもとめられています。)
急な未手続事業の解消が求められています。
(このため、こうせいろうどうしょうでは、へいせい17どから「みてつづきじぎょういっそうたいさく」にとり)
このため、厚生労働省では、平成17度から「未手続事業一掃対策」に取り
(くみ、かくしゅじぎょうぬしだんたい、こべつじぎょうぬしへのほうもんしどうのきょうかや、ほけんかんけいのなり)
組み、各種事業主団体、個別事業主への訪問指導の強化や、保険関係の成
(りつ(かにゅう)てつづきをとらないじぎょうぬしにたいしては、せっきょくてきなしょっけんでのせいりつてつづきの)
立(加入)手続を取らない事業主に対しては、積極的な職権での成立手続の
(じっしなどをいっております。)
実施等を行っております。