君がいるから/下川みくに

(ゆめみるひとみにせかいはうつくしくみえたけど)

夢見る瞳に世界は美しく見えたけど

(うたがうことをおぼえてひとはおくびょうになっていくの？)

疑うことを覚えて人は臆病になっていくの？

(にたものどうしだよねとわらいあったあのころ)

似たもの同士だよねと笑いあったあの頃

(ささいなうそさえやさしくみのがしてくれたよね)

ささいな嘘さえ優しく見逃してくれたよね

(もしふたりにかえるばしょがなくてもかまわない)

もし二人に帰る場所がなくてもかまわない

(わたしがそのえがおをまもるから)

私がその笑顔を守るから

(ほしのかずほどのであいやわかれや)

星の数ほどの出会いや別れや

(うしないたくないものもぜんぶ)

失いたくないものも全部

(なんにもいらないとおもえるよいま)

なんにもいらないと思えるよ今

(ただきみのそばでみつめてたい)

ただ君のそばで見つめてたい

(よろこびもかなしみもなにもかも)

喜びも悲しみも何もかも

(おとなになるたびすこしずつわすれてしまった)

大人になるたび少しずつ忘れてしまった

(いつでもじぶんのこころにすなおでいること)

いつでも自分の心に素直でいること

(きみからもらったゆうきのかけら)

君からもらった勇気のカケラ

(きみだけにあげるわたしのこころにさくはなを)

君だけにあげる私の心に咲く花を

(あふれだすなみだがおしえてくれた)

溢れだす涙が教えてくれた

(なくしちゃいけないものはぜんぶ)

なくしちゃいけないものは全部

(あのころのままこころのなかにある)

あの頃のまま心の中にある

(たいようのようなきみのえがおが)

太陽のような君の笑顔が

(こんなにもわたしのことをつよくする)

こんなにも私のことを強くする

(ほしのかずほどのであいやわかれや)

星の数ほどの出会いや別れや

(うしないたくないものもぜんぶ)

失いたくないものも全部

(なんにもいらないとおもえるよいま)

なんにもいらないと思えるよ今

(ただきみのそばでみつめてたい)

ただ君のそばで見つめてたい

(よろこびもかなしみもすべて)

喜びも悲しみもすべて

(いまからここからはじめようよ)

今からここから始めようよ

(ふたりのあしたをはじめようよ)

二人の明日を始めようよ

(うまれたままのきもちでいようよ)

生まれたままの気持ちでいようよ

(なつかぜにゆれたはなのように)

夏風に揺れた花のように

(いまこのいっしゅんをさきほころう)

今この一瞬を咲き誇ろう