【2ch洒落怖】『リンフォン』3

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プレイ回数638難易度(4.2) 2830打 長文 長文モードのみ
色々な動物に変形する玩具「リンフォン」で遊んでいると…
【2006年5月13日に投稿された体験談】

●リンフォン
・正二十面体
・動く仕掛けがほどこされており、色々な動物に変形する
・rinfoneを並び替えると、inferno(地獄)になる

●アナグラム
・つづり字の位置を変えて、別の語句をつくること

前回→https://typing.twi1.me/game/351576
初回→https://typing.twi1.me/game/351573
順位 名前 スコア 称号 打鍵/秒 正誤率 時間(秒) 打鍵数 ミス 問題 日付
1 おっ 8490 8.7 97.6% 321.9 2801 68 80 2024/03/19
2 berry 8155 8.2 98.8% 337.8 2786 31 80 2024/05/06
3 HAKU 7531 7.6 98.0% 368.2 2829 56 80 2024/04/29
4 ㅁㅁ 6049 A++ 6.2 96.4% 448.0 2815 105 80 2024/03/15

関連タイピング

問題文

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(きんようびのよる、おれはかのじょのいえにそのままとまった。)

金曜日の夜、俺は彼女の家にそのまま泊まった。

(そして、いやなゆめをみた。)

そして、嫌な夢を見た。

(くらいたにぞこから、おおぜいのはだかのだんじょがはいのぼってくるゆめ。)

暗い谷底から、大勢の裸の男女が這い登って来る夢。

(おれはひっしにがけをのぼってにげる。)

俺は必死に崖を登って逃げる。

(あとすこし、あとすこしでたすかる。)

あと少し、あと少しで助かる。

(ちょうじょうにてをかけたそのとき、おんなにあしをつかまれた。)

頂上に手をかけたその時、女に足をつかまれた。

(「つれてってよおお」)

「連れてってよおお」

(あせだくでめがさめた。)

汗だくで目が覚めた。

(まだごぜんごじすぎだった。)

まだ午前五時過ぎだった。

(ふたたびねむれそうになかったおれは、ぼーっとしながら、)

再び眠れそうになかった俺は、ボーっとしながら、

(かのじょがおきだすまでふとんにねころがっていた。)

彼女が起きだすまで布団に寝転がっていた。

(「どようび」)

「土曜日」

(けいたいしょっぷにいったが、げんいんはわからなかった。)

携帯ショップに行ったが、原因は分からなかった。

(そのご、きぶんてんかんにうらないをしてもらうことになった。)

そのご、気分転換に占いをしてもらうことになった。

(しないでも「あたる」とゆうめいな「ねこおばさん」)

市内でも「当たる」と有名な「猫おばさん」

(とよばれる、うらないのおばさんに。)

と呼ばれる、占いのおばさんに。

(そのおばさんは、じたくになんびきもねこをかっており、)

そのおばさんは、自宅に何匹も猫を飼っており、

(そこでうらないもしているのだ。)

そこで占いもしているのだ。

(だが、じぜんによやくがいるらしく、)

だが、事前に予約がいるらしく、

(でんわするとうんよく、よくじつのにちようによやくがとれた。)

電話すると運良く、翌日の日曜に予約が取れた。

など

(そのあとは、かいものなどをして、がいはくした。)

そのあとは、買い物などをして、外泊した。

(「にちようび」)

「日曜日」

(ひるすぎに、ねこおばさんのいえへついた。)

昼過ぎに、猫おばさんの家へ着いた。

(ちゃいむをおす。)

チャイムを押す。

(「はい」「よやくしたものですが」)

「はい」「予約した者ですが」

(「あいています。どうぞ」)

「あいています。どうぞ」

(げんかんをあけると、ろうかにねこがいた。)

玄関をあけると、廊下に猫が居た。

(おれたちをみると、ぎゃっといかくし、おくへにげた。)

俺たちを見ると、ギャッと威嚇し、奥へ逃げた。

(ろうかをすすむと、ようまにねこおばさんがいた。)

廊下を進むと、洋間に猫おばさんが居た。

(もじどおり、ねこにかこまれている。)

文字通り、猫に囲まれている。

(おれたちがはいったしゅんかん、いっせいにねこが「ぎゃーお」と)

俺たちが入った瞬間、一斉に猫が「ギャーオ」と

(おやのかたきでもみたようなこえでいかくし、にげていった。)

親の仇でも見たような声で威嚇し、逃げていった。

(さすがに、きぶんがよくない。)

さすがに、気分がよくない。

(かのじょとこまったようにかおをみあわせていると、)

彼女と困ったように顔を見合わせていると、

(「すみませんが、かえってください」といわれた。)

「すみませんが、帰って下さい」と言われた。

(ちょっとむっとしたおれは、どういうことかきくと、)

ちょっとムッとした俺は、どういうことか聞くと、

(「わたしがねこをたくさんかっているのはね、)

「私が猫をたくさん飼っているのはね、

(そういうものにびんかんにはんのうするからなのよ。)

そういうモノに敏感に反応するからなのよ。

(ねこたちがね、うらなっていいかどうかえらんでくれるのよ。)

猫たちがね、占っていいかどうか選んでくれるのよ。

(こんなはんのうをしたのは、はじめてです」といわれた。)

こんな反応をしたのは、初めてです」と言われた。

(おれはおもいあたるふしがあり、かのじょへのきみょうなでんわ、)

俺は思い当たる節があり、彼女への奇妙な電話、

(おれのみたあくむについて、おばさんにはなした。)

俺の見た悪夢について、おばさんに話した。

(すると、「かのじょさんのうしろに、)

すると、「彼女さんの後ろに、

(どうぶつのおぶじぇのようなものがみえます。)

動物のオブジェのような物が見えます。

(いますぐすてなさい」と、おばさんがこたえた。)

今すぐ捨てなさい」と、おばさんが答えた。

(「それがどうかしたのか」ときくと、)

「それがどうかしたのか」と聞くと、

(「おねがいですから、かえってください。)

「お願いですから、帰って下さい。

(それいじょうはいいたくもないし、みたくもありません」)

それ以上は言いたくもないし、見たくもありません」

(といい、おれたちからかおをそむけた。)

と言い、俺たちから顔をそむけた。

(かのじょのかおいろが、そうはくになってきている。)

彼女の顔色が、蒼白になってきている。

(おれがしつようにくいさがり、「あれはなんなんですか。)

俺が執拗に食い下がり、「アレは何なんですか。

(のろわれているとか、よくふるいものに)

呪われているとか、よく古い物に

(ありがちなものですか」などときき、)

ありがちなものですか」などと聞き、

(おばさんがこたえるまで、なんどもなんどもききつづけた。)

おばさんが答えるまで、何度も何度も聞き続けた。

(するとおばさんはたちあがり、)

するとおばさんは立ち上がり、

(「あれは、ぎょうしゅくされたごくしょうさいずの「じごく」です。)

「あれは、凝縮された極小サイズの「地獄」です。

(じごくのもんなのです。ですから、すてて、かえりなさい」)

地獄の門なのです。ですから、捨てて、帰りなさい」

(「あの、おかねは」)

「あの、お金は」

(「そんなもの、いりません」)

「そんなもの、いりません」

(このときのぜっきょうしたおばさんのかおが、いちばんこわかった。)

この時の絶叫したおばさんの顔が、一番怖かった。

(そしてかのじょのいえへもどったおれたちは、)

そして彼女の家へ戻った俺たちは、

(りんふぉんときばんだせつめいしょをしんぶんしにくるみ、)

リンフォンと黄ばんだ説明書を新聞紙にくるみ、

(がむてーぷでぐるぐるまきにして、)

ガムテープでグルグル巻きにして、

(ごみすてばへなげすてた。)

ゴミ捨て場へ投げ捨てた。

(やがてそれはかいしゅうされ、)

やがてソレは回収され、

(それいらい、これといったかいいはおこらなかった。)

それ以来、これといった怪異は起こらなかった。

(すうしゅうかんご、かのじょのいえへいったとき、)

数週間後、彼女の家へ行った時、

(あなぐらむずきでもあるかのじょが、)

アナグラム好きでもある彼女が、

(かみとぺんをもち、こういいはじめた。)

紙とペンを持ち、こう言い始めた。

(「あの、りんふぉんってrinfoneのつづりだよね。)

「あの、リンフォンってrinfoneのつづりだよね。

(ぐうぜんというか、こじつけかもしれないけど、)

偶然というか、こじ付けかもしれないけど、

(これをならべかえると、inferno。)

これを並べ替えると、inferno。

(つまり、「じごく」ともよめるんだけど」)

つまり、「地獄」とも読めるんだけど」

(「ははは、まさかちがうだろ。ただのぐうぜんさ」)

「ハハハ、まさか違うだろ。ただの偶然さ」

(「あのまま、わたしがさかなをかんせいさせていたら、)

「あのまま、私が魚を完成させていたら、

(いったいどうなっていたんだろうね」)

一体どうなっていたんだろうね」

(「ははは」)

「ハハハ」

(おれは、かわいたわらいしかできなかった。)

俺は、乾いた笑いしか出来なかった。

(ねがわくば、あれがごみしょりじょうでしょぶんされていること、)

願わくば、アレがゴミ処理場で処分されていること、

(そして、ふたつめがないことをいのるばかりだ。)

そして、二つ目がないことを祈るばかりだ。

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