黄金仮面3
黄金仮面4:
順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | sai | 8313 | 神 | 8.5 | 97.4% | 157.1 | 1341 | 35 | 23 | 2024/04/21 |
2 | berry | 8047 | 神 | 8.0 | 99.5% | 163.9 | 1325 | 6 | 23 | 2024/04/27 |
3 | HAKU | 7998 | 神 | 8.1 | 97.9% | 164.4 | 1343 | 28 | 23 | 2024/04/19 |
4 | subaru | 6831 | S++ | 7.2 | 94.2% | 184.3 | 1340 | 81 | 23 | 2024/04/19 |
5 | miko | 5625 | A | 5.8 | 96.9% | 230.9 | 1341 | 42 | 23 | 2024/04/23 |
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問題文
(あるちゅうねんのしょうにんは、よる、とうかいどうせんのふみきりをとおって、むざんな)
ある中年の商人は、夜、東海道線の踏切を通って、無惨な
(おんなのれきしたいをみたが、まだやじうまがあつまってこない、たった)
女の轢死体を見たが、まだ弥次馬が集まって来ない、たった
(ひとりのとき、みょうなようふくおとこがしたいのそばをうろうろしているのをみ)
一人の時、妙な洋服男が死体の側をウロウロしているのを見
(たという。そのおとこもやっぱりそふとぼうをまぶかにして、がいとう)
たという。その男もやっぱりソフト帽をまぶかにして、外套
(のえりをたてて、かおをかくすようにしていたが、しょうにんはおぼろなげっこうで)
の襟を立てて、顔を隠す様にしていたが、商人は朧な月光で
(そのかおがきんいろにひかるのをたしかにみた。)
その顔が金色に光るのを確かに見た。
(いやそればかりではない。むひょうじょうなおうごんかめんのくちからあごに)
いやそればかりではない。無表情な黄金仮面の口から顎に
(かけて、ひとすじたらりとまっかなえきたいがながれ、そのくちがしょうにんに)
かけて、一筋タラリと真赤な液体が流れ、その口が商人に
(むかってにやりとわらいかけたというのだ。)
向ってニヤリと笑いかけたというのだ。
(また、ひとりのろうばは、あるまよなか、じたくのべんじょのまどから、そと)
又、一人の老婆は、ある真夜中、自宅の便所の窓から、外
(のおうらいをすーつととおりすぎたこんじきさんらんたるいちかいじんをみた。そ)
の往来をスーツと通り過ぎた金色燦爛たる一怪人を見た。そ
(れはまえのふたつのれいとはちがい、かおばかりではなく、ぜんしんまばゆ)
れは前の二つの例とは違い、顔ばかりではなく、全身まばゆ
(いばかりのきんいろで、かめんのそとになにかすきとおるようなうすいおうごんせいの)
いばかりの金色で、仮面の外に何か透通る様な薄い黄金製の
(いしょうをきていたらしいということであった。)
衣装を着ていたらしいということであった。
(ほとんどしんじがたいきかいごとである。もしかしたら、もうろくしたろうじん)
殆ど信じ難い奇怪事である。若しかしたら、耄碌した老人
(のげんかくであったかもしれぬ。だがほんにんはたしかにあみだぶつさまの)
の幻覚であったかも知れぬ。だが本人は確かに阿弥陀仏様の
(ようなとうといきんいろのひとをみたといっている。)
様な尊い金色の人を見たといっている。
(そのほかかずかぎりもないふうせつを、ひとつひとつならべたてるのはむだ)
その外数限りもない風説を、一つ一つ並べ立てるのは無駄
(なことだ。ともかく、いちじはこのじだいさくごなゆうれいばなしが、とうきょうし)
なことだ。兎も角、一時はこの時代錯誤な幽霊話が、東京市
(みんからあらゆるわだいをうばってしまった。ゆうれいばなしとはいいくだり、)
民からあらゆる話題を奪ってしまった。幽霊話とは云い条、
(すくなくともじゅうすうにんのせいしんけんぜんなひとびとが、ひをたがえばしょをかえて)
少くとも十数人の精神健全な人々が、日を違え場所を変えて
(、たしかにそのおうごんかめんのじんぶつにであっている。このおとぎばなしに)
、確かにその黄金仮面の人物に出会っている。このお伽話に
(は、うちけすことのできないじつざいせいがあるのだ。)
は、打消すことの出来ない実在性があるのだ。