この世界の好きなところ

(なんにでもなれるとおもったなつやすみはむかし)

なんにでもなれると思った　夏休みは昔

(なにがにがてでなにがぶなんかみのほどしるこのごろ)

何が苦手で何が無難か　身の程知るこの頃

(ああぶきようでもいきていくしかない)

ああ　不器用でも生きていくしかない

(とほうもないようなみちのり)

途方もないような道のり

(それでもあのそらへくちずさむのさ)

それでもあの空へ口ずさむのさ

(こどものようにこのせかいのすきなところを)

子供のようにこの世界の好きなところを

(ひとつきせつがあること)

ひとつ　季節があること

(めぐりゆくけしきこごえそうなふゆこえてはるがくるよろこびを)

巡り行く景色　凍えそうな冬越えて　春が来る喜びを

(ひとつおなじひはないこと)

ひとつ　同じ日はないこと

(きょうはどこにいこうよりみちでであったゆめ)

今日はどこに行こう　寄り道で出会った夢

(いつのひかさきほこるんだろう)

いつの日か　咲き誇るんだろう

(あげあしとられないようにほはばあわせている)

揚げ足とられないように歩幅合わせている

(さきをいそげばはみだしものに)

先を急げば　はみだしものに

(じっとしてりゃのけもの)

じっとしてりゃ　のけもの

(となりのしばふあおいもんだ)

隣の芝生　青いもんだ

(それはおたがいさまでしょうし)

それはお互い様でしょうし

(だれかのせいにせずみつけるのさ)

誰かのせいにせず見つけるのさ

(あきらめずにこのせかいのすきなところを)

あきらめずに　この世界の好きなところを

(ひとつひとりじゃないこと)

ひとつ　一人じゃないこと

(うまくいかないひもだれかきっときづいてる)

上手くいかない日も　だれかきっと気づいてる

(ひたむきなまなざしに)

ひたむきなまなざしに

(ひとつにげてもいいこと)

ひとつ　逃げてもいいこと

(なるようになるさやりなおしくりかえし)

なるようになるさ　やりなおし　くりかえし

(いっぽずつごーるめざすんだよ)

一歩ずつ　ゴール目指すんだよ

(ひとつごはんがおいしいこと)

ひとつ　ご飯が美味しいこと

(ひとつかぞくがいることいつもありがとう)

ひとつ　家族がいること　いつもありがとう

(ひとつおんがくがあること)

ひとつ　音楽があること

(はずかしがらないでたからかにうたうのさ)

恥ずかしがらないで　高らかに歌うのさ

(このせかいのすきなところ)

この世界の好きなところ

(ひとつじゆうであること)

ひとつ　自由であること

(なにをえらんでもいいわらわれることもある)

何を選んでもいい　笑われることもある

(でもじぶんをしんじればいい)

でも自分を信じればいい

(ひとつかんぺきじゃないこと)

ひとつ　完璧じゃないこと

(みかんせいのひびまだしらないことばかり)

未完成の日々　まだ知らないことばかり

(あすはなにがおこるのだろう)

明日は何が起こるのだろう

(うたうのさらららほらてれないで)

歌うのさ　ラララ　ほら照れないで