supernova

(ねつがでたりするときづくんだ)

熱が出たりすると気付くんだ

(ぼくにはからだがあるってこと)

僕には体があるって事

(はながつまったりするとわかるんだ)

鼻が詰まったりすると解るんだ

(いままでこきゅうをしていたこと)

今まで呼吸をしていた事

(きみのそんざいだってなんどもたしかめはするけど)

君の存在だって何度も確かめはするけど

(ほんとうのだいじさは)

本当の大事さは

(いなくなってからしるんだ)

居なくなってから知るんだ

(のべられたてをこばんだ)

延べられた手を拒んだ

(そのときに)

その時に

(おおきなじしんがおこるかもしれない)

大きな地震が起こるかもしれない

(のべられたてをまもった)

延べられた手を守った

(そのときに)

その時に

(まもりたかったのはじぶんかもしれない)

守りたかったのは自分かもしれない

(きみのそんざいだって)

君の存在だって

(もうずっとだきしめてきたけど)

もうずっと抱きしめてきたけど

(ほんとうにこわいから)

本当に恐いから

(はなれられないだけなんだ)

離れられないだけなんだ

(ひととはなしたりするときづくんだ)

人と話したりすると気付くんだ

(つたえたいことばがないってこと)

伝えたい言葉が無いって事

(てきとうにあわせたりするとわかるんだ)

適当に合わせたりすると解るんだ

(つたえたいきもちだらけってこと)

伝えたい気持ちだらけって事

(きみのそんざいだってこうしてつたえつづけるけど)

君の存在だってこうして伝え続けるけど

(ほんとうのありがとうは)

本当のありがとうは

(ありがとうじゃたりないんだ)

ありがとうじゃ足りないんだ

(ぼくらのとけいのなかひとつだけでもいいから)

僕らの時計の中一つだけでもいいから

(ほんとうをつかみたくて)

本当を掴みたくて

(ほんとうをとどけたくて)

本当を届けたくて

(としをかぞえてみるときづくんだ)

歳を数えてみると気付くんだ

(ささいでもれきしをもっていたこと)

些細でも歴史を持っていた事

(それとほぼどうじにわかるんだ)

それとほぼ同時に解るんだ

(それにもおわりがくるってこと)

それにも終わりが来るって事

(きみのそんざいだっていつでもおもいだせるけど)

君の存在だっていつでも思い出せるけど

(ほんとうにほしいのは)

本当に欲しいのは

(おもいでじゃないいまなんだ)

思い出じゃない今なんだ

(きみをわすれたあとでおもいだすんだ)

君を忘れた後で思い出すんだ

(きみとのれきしをもっていたこと)

君との歴史を持っていた事

(きみをなくしたあとでみつけだすんだ)

君を失くした後で見つけ出すんだ

(きみとのであいがあったこと)

君との出会いがあった事

(だれのそんざいだってせかいではとりにたらないけど)

誰の存在だって世界では取りに足らないけど

(だれかのせかいはそれがあってつくられる)

誰かの世界はそれがあって造られる

(きみのそんざいだって)

君の存在だって

(なんどもたしかめはするけど)

なんども確かめはするけど

(ほんとうのそんざいはいなくなってもここにいる)

本当の存在は居なくなってもここにいる

(ぼくらのとけいはとまらないでうごくんだ)

僕らの時計は止まらないで動くんだ