蜜と遠吠え／ゲスの極み乙女。

(くもりぞら、みつのあじ)

曇り空、蜜の味

(きおくちがい、あなた、さようなら)

記憶違い、あなた、さようなら

(あまいみつをもとめて)

甘い蜜を求めて

(さよならくりかえすくりかえす)

さよなら繰り返す　繰り返す

(つみがつみかさなって)

罪が積み重なって

(かえりみるまでもなくすぎさっていく)

かえりみるまでもなく過ぎ去っていく

(それでもぼくは)

それでも僕は

(だれになにをいわれてもあなただけを)

誰に何を言われてもあなただけを

(まもりたいな)

守りたいな

(どうしてさいごがいとしくて)

どうして最後が愛しくて

(どうしてこんなにかなしいんだ)

どうしてこんなに悲しいんだ

(いきちらしたあかしになみだした)

生き散らした証に涙した

(とうぼえみたいなこいでも)

遠吠えみたいな恋でも

(ゆくえはあなただって)

行方はあなただって

(おもっていきていくよ)

思って生きていくよ

(いのちをともしてさあいこう)

命を灯して　さあ行こう

(くもりぞら、みつのあじ)

曇り空、蜜の味

(きおくちがい、あなた、さようなら)

記憶違い、あなた、さようなら

(あまいみつをもとめて)

甘い蜜を求めて

(さよならくりかえすくりかえす)

さよなら繰り返す　繰り返す

(はーとがぎすぎすしあった)

ハートがギスギスし合った

(まきをくべるようにふがれんさした)

薪をくべるように負が連鎖した

(そんなようなまいにちにごほうびのひかりが)

そんなような毎日にご褒美の光が

(ほんのちょっとでもあれば)

ほんのちょっとでもあれば

(ぼくはがんばってしまう)

僕は頑張ってしまう

(だれかのやみのはんさようであたえられたものであっても)

誰かの闇の反作用で与えられたものであっても

(みつにはかえがたいから)

蜜には代え難いから

(それをすくいだすんだ)

それを掬い出すんだ

(どうしてさいごがいとしくて)

どうして最後が愛しくて

(どうしてこんなにかなしいんだ)

どうしてこんなに悲しいんだ

(いきちらしたあかしになみだした)

生き散らした証に涙した

(とうぼえみたいなこいでも)

遠吠えみたいな恋でも

(ゆくえはあなただって)

行方はあなただって

(おもっていきていくよ)

思って生きていくよ

(いのちをともして)

命を灯して

(さあいこう)

さあ行こう

(あなたはちがうとおもってた)

あなたは違うと思ってた

(ぼくもちがうとおもってた)

僕も違うと思ってた

(おもいこみのさきにあるのは)

思い込みの先にあるのは

(あまくないひみつのさよなら)

甘くない秘密のさよなら

(それでもはーとをつかんでた)

それでもハートを掴んでた

(いたそうなあなたをみていた)

痛そうなあなたを見ていた

(でももうすこしでこわれそうだった)

でももう少しで壊れそうだった

(ぼくはそっとてをゆるめた)

僕はそっと手を緩めた

(どんなかんどのあいだった？)

どんな感度の愛だった？

(ぼくはさいごできわまった)

僕は最後で極まった

(いじわるなやりとりはせつないな)

意地悪なやり取りは切ないな

(あんなにむちゅうになったのに)

あんなに夢中になったのに

(あんなにきずつけあったのに)

あんなに傷付け合ったのに

(むだだったとはおもわない)

無駄だったとは思わない

(でもいつもそれはぼくだけかもしれない)

でもいつもそれは僕だけかもしれない

(くもりぞら、みつのあじ)

曇り空、蜜の味

(きおくちがい、あなた、さようなら)

記憶違い、あなた、さようなら

(あまいみつをもとめて)

甘い蜜を求めて

(さよならくりかえす)

さよなら繰り返す

(くりかえす)

繰り返す