おいしい給食 4話のセリフ
タイトル「八宝菜に欠かせないもの」
トロイカ体制とは、複数の指導者によって組織が運営される体制の事。名前の由来はロシアの3頭立てのソリであるトロイカ。
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問題文
(たとえば、やさい。)
例えば、野菜。
(ほごしゃをやさいだとおもえばいいんです。ほんきになって。)
保護者を野菜だと思えばいいんです。本気になって。
(てつお、てつおいけ。)
哲雄、哲雄行け。
(きあいいれてやってみろ。)
気合い入れてやってみろ。
(そして、おれのぱんちをくらったら、ふたりともおきあがれないだろう!)
そして、俺のパンチをくらったら、二人とも起き上がれないだろう!
(つよくてよかったとおもった。)
強くてよかったと思った。
(わたしがいつかおよめさんになったら、こんなふうにかけつけてほしいとおもいました。)
私がいつかお嫁さんになったら、こんな風に駆け付けてほしいと思いました。
(そして、ぼくもひとをしんじ、くうふくにたえたいとおもいます。)
そして、僕も人を信じ、空腹に耐えたいと思います。
(しんじたさきにたべたものは、なによりもおいしくかんじるだろうからです。)
信じた先に食べたものは、何よりも美味しく感じるだろうからです。
(こんなんにうちかち、おいしいものにであうようしんじてみようとおもいます。)
困難に打ち勝ち、美味しいものに出会うよう信じてみようと思います。
(1くみのせいとってどうもかわってるというか・・・)
1組の生徒ってどうも変わってるというか・・・
(かみのくんなんてぜんぜんめろすとかんけいないし)
神野君なんて全然メロスと関係ないし
(はしれめろすからどうしてああいうかんそうになるのか。)
走れメロスからどうしてああいう感想になるのか。
(まだまだおもいこみがよわいんです。)
まだまだ思い込みが弱いんです。
(だめだ、ぜんぜんわからない。)
だめだ、全然わからない。
(むりしないでください。)
無理しないでください。
(はっ!はっぽうさいのにくとやさいのばらんすもわからぬがきめ。)
ハッ!八宝菜の肉と野菜のバランスも分からぬガキめ。
(きょうはかてる!)
今日は勝てる!
(てをあわせてください。いただきます。)
手を合わせてください。いただきます。
(きょうのめにゅーは)
今日のメニューは
(せいとたちのあいだですききらいがまっぷたつにわかれるめにゅー、はっぽうさい。)
生徒たちの間で好き嫌いが真っ二つに分かれるメニュー、八宝菜。
(どんなめいんでぃっしゅにももれなくついてくるめいわきやくの)
どんなメインディッシュにももれなくついてくる名脇役の
(こっぺぱん。まーがりん。ぎゅうにゅう。)
コッペパン。マーガリン。牛乳。
(そしてじゅぎょうさんかんのひのたっせいかんをあじあわせてくれる)
そして授業参観の日の達成感を味合わせてくれる
(うれしいごほうび、しらたまふるーつぽんち。)
嬉しいご褒美、白玉フルーツポンチ。
(まずははっぽうさい。)
まずは八宝菜。
(いわずとしれたちゅうかりょうり。)
言わずと知れた中華料理。
(しんのじだい、びしょくかのりこうしょうがよにひろめたというが、しょせつある。)
清の時代、美食家の李・鴻章が世に広めたというが、諸説ある。
(どんなけいいでひろまったにせよ、)
どんな経緯で広まったにせよ、
(りさんにかんしゃせずにはいられない。)
李さんに感謝せずにはいられない。
(ああ、かまぼこのやさしさよ。)
ああ、かまぼこの優しさよ。
(じくうをこえて、あなたのおもいがわたしのしたにとうたつした。)
時空を超えて、あなたの思いが私の舌に到達した。
(あのひ、はっぽうさいは)
あの日、八宝菜は
(ぐが8しゅるいではなく、5しゅ、6しゅ、7しゅでもはっぽうさいということに)
具が8種類ではなく、5種、6種、7種でも八宝菜ということに
(きがついたあのひ、)
気が付いたあの日、
(あのかみなりにうたれたようなはっけんをしたひ、わたしはてんめいをしったのだ。)
あの雷に打たれたような発見をした日、私は天命を知ったのだ。
(まだ30だけど。)
まだ30だけど。
(そう!はっぽうさいのはちは8しゅるいではなく、おおくといういみなのだ。)
そう!八宝菜の八は8種類ではなく、多くという意味なのだ。
(ちなみに、またのなをごもくうまにともいう。)
ちなみに、またの名を五目うま煮ともいう。
(まさにきゅうしょくとろいかたいせい。)
まさに給食トロイカ体制。
(あまりはっぽうさいについてあついおもいをかたったせいで)
あまり八宝菜について熱い思いを語ったせいで
(こっぺぱんにしっとされていたのだな。)
コッペパンに嫉妬されていたのだな。
(だいじょうぶだよ、しろくじちゅうそばにいてくれ、おまえたち。)
大丈夫だよ、四六時中そばに居てくれ、お前たち。
(ありがとう、しぇしぇ。)
ありがとう、謝謝。
(しらたまわんだーらんどがわたしのくちにできあがってる。)
白玉ワンダーランドが私の口に出来上がってる。
(しらったま、し、ら、た、ま。)
しらったま、し、ら、た、ま。
(しらったまっしらったまっし、ら、た、まっし、ら、た、まっ)
しらったまっしらったまっし、ら、た、まっし、ら、た、まっ
(うずらーーーーっ!)
うずらーーーーっ!
(おまえはっせりぬんてぃうすか!?)
お前はっセリヌンティウスか!?
(ばかまるだしでかんしょくしてしまった。なんとおろかな!)
馬鹿丸出しで完食してしまった。何と愚かな!
(がりょうてんせいをかくはっぽうさいにまんぞくしていたとは。)
画竜点睛を欠く八宝菜に満足していたとは。
(まけた・・・かんぱいだ。)
負けた…完敗だ。
(しつれいします。)
失礼します。