化け猫は二度死ぬ
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歌詞(問題文)
(ここはふきだまりのはてにせもののしゃこう)
ここは吹き溜まりの果て偽物の社交
(まっしろなねこがよこぎる)
真っ白な猫が横切る
(ああこのよはじゆうとひじょうがまざって)
あぁこの世は自由と非情が混ざって
(からすがあざわらうつめをとがらせ)
鴉があざ笑う 爪を尖らせ
(てんごくならこのさきだとてまねいてはとう)
天国ならこの先だと手招いては問う
(おまえはしにたいのだろうしならいただく)
『お前は死にたいのだろう?死なら頂く』
(しあわせははかなくゆめさえふこうになる)
幸せは儚く夢さえ不幸になる
(ちのそこにおちてくたばるがいいさ)
地の底に落ちてくたばるがいいさ
(いのちをけずりいきる)
命を削り生きる
(ひばなをちらすのはひとさまのさがであり)
火花を散らすのは人間様の性であり
(このふざけたせかいでどろだらけになるなら)
このふざけた世界で泥だらけになるなら
(しぬときはみえぬばしょで)
死ぬ時は見えぬ場所で
(まちはうすべにのねおんがひびいて)
街は薄紅のネオンが響いて
(くもりぞらはもうないている)
曇り空はもう泣いている
(うそにまぎれたくらしのいびつさをうれい)
嘘に紛れた暮らしの歪さを憂い
(ろじうらにかくれていきをひそめる)
路地裏に隠れて息を潜める
(うしなうことになれすぎたもえていくいのち)
失う事に慣れすぎた燃えていく命
(なきもせずにひゅるりとまい)
鳴きもせずにひゅるりと舞い
(ばけねこはしぬ)
化け猫は死ぬ
(よろこびかなしみはありふれたひびにある)
喜び悲しみはありふれた日々にある
(あしなみそろえたじこまんぞくならこどくをうりはしない)
足並み揃えた自己満足なら孤独を売りはしない
(かみさまほとけさまあてにならぬいのりがこれほどぶざまなんて)
神様仏様当てにならぬ祈りがこれほど無様なんて
(ひとはくるいざいている)
人間は狂い咲いている
(うらみつらみをかかえて)
恨み辛みを抱えて
(よりかかったぬくもりがいずれははなれて)
寄りかかった温もりがいずれは離れて
(いたわりならむようだとしけたつらした)
いたわりなら無用だとしけた面した
(しあわせははかなくゆめさえふこうになる)
幸せは儚く夢さえ不幸になる
(ちのそこにおちてくたばるがいいさ)
地の底に落ちてくたばるがいいさ
(いのちをけずりいきる)
命を削り生きる
(よろこびかなしみはありふれたひびのなか)
喜び悲しみはありふれた日々の中
(まくをおろしたのならめのまえからきえろよ)
幕を下ろしたのなら目の前から消えろよ
(まちをさまようばけねこ)
街を彷徨う化け猫
(しにばしょをさがしている)
死に場所を探している